Sanyo Kougyou Special Feature

大規模修繕工事後のマンションの写真

マンション
大規模修繕工事

こちらのページでは、山陽工業で行ったマンションの大規模修繕工事について特集しています。

一般的な修繕工事を行っただけでなく、建物の長寿命化が可能な少し特殊な補修工法の活用や、マンションオーナー様向けの説明会を開催するなど、様々な取り組みを行いました。

建物の修繕を検討している方や、最新の工法について気になる方は必見です!

また、現場監督のインタビューも載せておりますので、建設業に興味のある方もぜひご一読ください。

Contents

工事完了までの流れFlow until construction is completed

工事が始まるまで・始まってからは、以下の流れで進めていきます。
また、竣工後は10年先まで「アフターメンテナンス」を実施いたします。
工事後の建物も、山陽工業が責任を持ってしっかり守っていきます。

特集 01

Special feature

すだけでなく耐久性UP! 特殊工法・材料を用いた大規模修繕工事

【工事概要】

所在地神奈川県
建物規模4階建て 15戸
建物構造鉄筋コンクリート造
工事期間2021年11月〜2022年1月
実施工事共通仮設工事、足場架設・解体工事、下地補修工事、
シーリング工事、塗装工事、防水工事、その他雑工事

Before

工事前のマンションの写真

After

工事後のマンションの写真

特徴的な工法をPick up!

pick up! 01

シーファイン工法

タイル面の外壁のひび割れや欠損等は、この工法で補修を行いました。
既存タイル近似色の特殊な加工シートを貼り付ける補修方法です。

タイル自体を貼り変えるとなると、削り落とす際に発生する振動が周りのタイルにも影響を与えてしまったり、貼り替えた場所だけ色味が違い目立ってしまう可能性があります。

しかしシーファイン工法は、タイルを削り落とすことなく、既存色と近似のシートを作成して貼り付けるため、それらの課題をクリアした画期的な補修方法です。

※詳しい工程は動画をご覧ください。

Point

  • 1

    既存タイルを削り落とさないので、周りのタイルへ影響を及ぼさない。

  • 2

    近似のシートを作成して貼り付けるため、タイル自体を貼り変えるよりも周りと見た目の差異がなく、美観を損なわない。

pick up! 02

IPH工法

コンクリート内部の微細な空隙まで、樹脂を高密度に充填することができる補修方法です。

今回の工事ではタイル面にもIPH工法を施しました。剥がれ落ちそうなタイルを接着させると共に、コンクリート自体の耐久性向上・耐力回復が可能です。斫り落とす必要がなく長寿命化が期待できるため、解体殻が減少し環境にやさしい工法です。

Point

  • 1

    コンクリート自体を復旧することが可能で、長寿命化が期待できる。

  • 2

    解体殻が減少し、繰り返し使用できる資材を使用するため、環境にやさしい。

pick up! 03

光触媒塗装

雨と太陽の紫外線により、壁に汚れが付着しなくなる塗料を外壁に塗布しました。紫外線で有機物が分解され、それらが雨によって洗い流される仕組みです。内装等で使用すると、殺菌効果も発揮してくれる塗料です。

Point

  • 1

    自然の雨と太陽の紫外線によって、自動的に壁に汚れがつかなくなる。

  • 2

    他の塗料よりも耐久性に優れている。

pick up! 04

ダイノックシート工事

エレベーター扉の修繕を、ダイノックシートで行いました。塗装をする選択肢もありましたが、豊富なデザインのある装飾シートで高級感を出すことができるとご提案をしたところ、ダイノックシートを採用していただき、木目調の高級感溢れるエレベーターに生まれ変わりました。

Point

  • 1

    単色カラーはもちろん、木目調・石調など天然素材の質感を再現したものまで、豊富なデザインから選ぶことができる。

  • 2

    経年劣化が緩やかで耐久性に優れている。

大規模修繕説明会の実施

  • 規模修繕工事にご興味のある建物オーナー様にお集まりいただき、実際の工事現場を見学してもらう説明会を開催しました。

  • かなか実際の工事の様子を中から見る機会や、詳しい説明を聞く機会はないので、お持ちの建物の修繕計画などを考えるきっかけになればと思い、このような場を設けました。

interview

現場監督インタビュー

工事部所属

Aさん

Aさん

Q1

Q1.今回の工事はいかがでしたか?

入社してしばらくは先輩方々のサポートをしていたのですが、今回初めて工事全体の施工管理を任されました。

最初は緊張して焦るばかりでしたが、オーナー様・居住者様・職人の皆さんと毎日たくさんのコミュニケーションを取って、無事工事を終えることができました。

そして有難いことに、工事後の仕上がりについて、オーナー様直々にお褒めの言葉をいただくことができました!

施工管理について、トラブルや小さなミスが全くなかったとは言えませんが、今振り返るとやりがいに溢れた工事現場だったと思っています。

Q2

Q2.どんな場面でやりがいを感じましたか?

私にとって、今回は初めて1人で施工管理を任された工事でした。

もちろん先輩方や周りの方の力を借りながらではありますが、1人で最初から最後まで無事やり切ることができ、この工事を通して自身の成長を感じられたことがやはり大きいです。

また、今回所帯数が少ない共同住宅ということもあり、居住者様とも密にコミュニケーションを取ることができました。

居住者様からいただいたご要望にすぐに対応できた際、「もう対応してくれたんだ。ありがとう!」と感謝していただけたこともとても嬉しかったです。

現場監督をしている時のK.Mさんの写真

Q3

Q3.大変だったことや印象に残っていることを教えてください。

足場架設の際、非常に大きな音が発生することを掲示板や投函チラシを通じて住民の皆様にお知らせしていたのですが、実際に作業が始まると予想以上に大音量だったようで、「こんなに大きな音だとは思わなかった。」と大変驚かれていました。

工事現場に常に身を置いている自分と、普段工事と滅多に関わることのない居住者様とでは、大きな音という概念に対してイメージが乖離していたのだと、その時になって気付きました。

自分なりにお客様や居住者様の目線に立って工事情報を事前にお伝えしていたつもりでしたが、まだまだ足りていなかったのだと実感しました。

Q4

Q4.そもそも現場監督の仕事に就いたきっかけはなんですか?

忙しそうに働く方々を見て、「かっこいいなぁ」と思ったのが最初のきっかけでした。

また、前職では化粧品の販売をしていたのですが、もっと自分にしかできない仕事をやってみたいと常々考えていました。

周りに現場管理の仕事をしている方がいたので話を聞いてみたところ、「色々な地域に赴いて個性ある建物と出会うのが面白い」「お客さんや職人さんとコミュニケーションを取りながら1つの建物を直していくのはやりがいがある」といった様々なエピソードを教えてもらいました。

その内、自分も専門知識や技量を身につけ、工事現場で活躍する人になりたいなと思うようになり、この仕事に就くことを決心しました。

インタビューを受けるK.Mさんの写真

Q5

Q5.実際に現場監督として働いて、いかがですか?

男性比率の多い業界ですが、あくまで「現場を預かる1人の工事監督」として周りの方に見ていただいているので、男性だから・女性だからではなく、お互いの人柄を確かめ、これからも信頼を大切にして仕事に取り組んでいきます。

今後は今回の経験を活かし、よりお客様の立場に寄り添った工事監督になりたいと考えています。

※一部の写真は周囲に人がいないことを確認の上、撮影の際だけマスクを外しております。

特集 02

Special feature

ザイン性・機能性向上! こだわりの詰まった大規模修繕工事

【工事概要】

所在地東京都
建物規模6階建て 38戸
建物構造鉄筋コンクリート造
工事期間2022年1月〜2022年6月
実施工事共通仮設工事、足場架設・解体工事、下地補修工事、
シーリング工事、塗装工事、バルコニー防水工事、
その他雑工事

Before

工事前のマンションの写真

After

工事後のマンションの写真

Before

工事前のマンションの写真

After

工事後のマンションの写真

Before

工事前の噴水の写真

After

工事後の噴水の写真

Before

工事前の屋根の写真

After

工事後の屋根の写真

特徴的な工法をPick up!

pick up! 01

漏水している
ひび割れを修復

屋上の花壇から水が浸み込み、1つ下の階や外壁でひび割れから水がにじんでいました。

通常の補修では再発してしまうと判断し、IPH工法で施工しました。

花壇の位置の説明写真
※赤枠部分が花壇

Point

  • 1

    通常だと屋上の花壇を掘り起こして、中を防水しなくてはいけないところを、注入で解決!

  • 2

    ひび割れを0.01mmレベルまで接合させているので、躯体補強も兼ねた漏水補修!

pick up! 02

ゴミ置場を一新

ゴミ置場の壁に雨水が浸み込んで、一部ふやけて崩れていました。

部分的に直しても再発してしまうので、屋根や照明も含めて全体改修を行いました。

Point

  • 1

    棚の位置や掲示板の設置、屋根材の細かな要望も対応!

  • 2

    屋根の改修で採光がとれるようになったのでセンサーライトで節電仕様へ!

pick up! 03

ブロック塀修理

地盤の動きによってブロック塀が割裂していたので修理を行いました。

同じ大きさのものが廃盤だったので、意匠チェンジしました。

壊れたままの状態だと全体の美観を損ねるだけでなく、注意を払っていないという象徴となり、いたずら等を誘発する恐れがあります。

Point

  • 1

    小さいブロックを選択して、揺れの力を目地に誘導して再発防止!

  • 2

    建物周囲の美観も考え、資産価値を向上!

interview

現場監督インタビュー

工事部所属

Bさん

Bさん

Q1

Q1.今回の工事はいかがでしたか?

工事の初日は作業を円滑に進めていけるのか、工事の終わりは作業の残しがないか・作業場周辺が綺麗になっているかが不安で、最初から最後まで気が抜けませんでしたが、無事に工事を終えることができて安心しました。

また、工事の流れを改めて見て、自分自身勉強することができとても良い時間を過ごせました。

工事が進んでいく中で、職人さんや先輩方から様々なアドバイスをいただけたので、今後に活かしていこうと思います。

Q2

Q2.どんな場面でやりがいを感じましたか?

居住者様・オーナー様とコミュニケーションを取っていく中で、お褒めの言葉や応援をしていただけた際は嬉しくなりました。

そしてそれが自身の原動力となったときに、とてもやりがいを感じました。

また、イレギュラーなことが起きた際、大事にならずにすぐに対応できたときは達成感を得ることができました。

現場監督をしている時のA.Sさんの写真

Q3

Q3.大変だったことや印象に残っていることを教えてください。

いつもは先輩方にサポートしてもらっていたのですが、今回は1人で考えて現場を管理したため、とても大変でした。

その中でも工事の段取りがうまくいかないことが何度かあり、苦労しました。

慣れないことやわからないことだらけで、毎日学ぶことがたくさんありました。

Q4

Q4.そもそも現場監督の仕事に就いたきっかけはなんですか?

特別大きな理由はなく、就職活動中に紹介してもらった会社の中で縁があり、山陽工業に就職しました。

元々コミュニケーションを大切にし、誰かを支えられる仕事に就きたいと思っていたので、現場監督という仕事はこれに当てはまると感じました。

この仕事に就く前は、何も考えずに毎日の生活を送っていたので、この就職をきっかけに自分を成長させながら、山陽工業の中でやりたいこと見つけていきたいと思います。

事務作業をするA.Sさんの写真

Q5

Q5.実際に現場監督として働いて、いかがですか?

現場対応や施工の管理をすることはまだ慣れず毎日大変です。

自身が大切にしている「コミュニケーション」は自分から積極的に取ることができるので、周囲の方々と良好な関係で仕事ができているのではないかと思います。

日々学んでいく中で一回では吸収できないこともあるので、学んだことは次回に活かして、より良い仕事ができるようにしていきます。

※写真は周囲に人がいないことを確認の上、撮影の際だけマスクを外しております。

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