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エレベーターピット内で漏水!その原因と対策

日々の生活を手助けしてくれるエレベーター。

普段は何気なく利用していますが、建物の高層階に行くときや重い荷物を持っているとき、これがもし階段を上らなければいけないとしたら…。そう考えると本当にありがたい存在です。

エレベーター

エレベーターは私たちが安全に利用できるよう、点検業者さんが定期的に点検を実施してくれています。
しかし、エレベーターの安全を保つためには、建物の状態も密接に関わっています。

エレベーターピットと呼ばれる場所で漏水が起こることで、エレベーターの故障などに繋がる可能性があるんです。

今回の記事では、なぜエレベーターピットで漏水が起きてしまうのか、具体的にどんな被害が起こり得るのか、詳しくご紹介いたします!

1.エレベーターピットとは

そもそも「エレベーターピット」ってあまり聞きなれない言葉ですよね。一体どこのことを指すのでしょうか?

まずかごというのが、人が乗る部分です。私たちを目指すフロアへ連れて行ってくれる箱のことです。

そして本題のエレベーターピットは、下図の塗潰し部分を指します。エレベーターが停止する最下階の床面から、かごの下の底面までの空間のことです。

エレベーターピット

尚、エレベーターには様々な種類があり、その種類によってこのピット内に何が設置されているのかは変わってきます。

さて、エレベーターピットがどこを指すかわかったところで、続いてはピット内で起こる漏水の原因について解説していきます。

2.エレベーターピットで漏水が起こる原因

漏水というと、天井から雨漏りするようなイメージがまず思い浮かぶかもしれません。

漏水

しかし、エレベーターピットは先ほどの図を見てもわかるように、最下階よりも低い位置=地下部分に位置しています。
なぜ地下部分で漏水が発生するのでしょうか?

それは、激しい雨が降った際などに、水が地下部分まで染み込んでいき、その水が蓄積していくと、エレベーターピットの入隅部分やひび割れている部分から、ピット内に浸水してしまうためです。

入隅(いりずみ)
2つの面が交わった角の、内側部分のことをいいます。

実際のエレベーターピットで見てみると、写真赤点線部分が入隅です。

エレベーターピット 入隅

漏水とは言え、発生しているのは地下部分です。天井から水が降ってくる訳ではないので、一見あまり実害がないようにも感じますよね。

しかし、放っておくとエレベーターの故障など、大きな被害が出てしまう可能性があります。

なぜ故障に繋がるのか?その他にどんな被害が起こり得るのか?
次の項目で詳しく見ていきましょう。

3.漏水の影響で起こる被害

エレベーターピット内で漏水が発生すると、主に次の2つのような被害が起こってしまいます。

エレベーターの故障

昨今では機械室レスタイプのエレベーターも増えており、通常は機械室に設置されている機器が、ピット内に設置されている場合があります。

ピット内に漏水した水を放置すると当然水は溜まり、水位が上がっていきます。水が20cm程度の高さまで溜まると、ピット内に設置した機器に水が到達し、故障したりサビてしまう可能性があります(機器に到達するまでの高さは、エレベーターによって異なります)。

エレベーター周りへの漏水

ピット内の水位が上がると、エレベーターの周り…つまり、乗り場部分の床にまで水が漏れてしまう恐れがあります。

ホテルやオフィスビルなど、床にカーペットを選んでいる建物の場合、水が染みてカーペットが汚損される被害が発生します。

ピット内に水が漏れてしまう事態を防ぐため、新築時にコンクリート内部に止水板が設置される場合もあります。
しかし、この止水板が地震などの影響でズレてしまったり、止水板を超える水位まで水が達すると、止水板では食い止めることができません。

写真は実際に漏水したエレベーターピットの様子です。こちらはまだ水位が低いので、幸いにも上記のような被害は出ませんでした。

大きな被害が起こらないよう、早めに漏水に気付きたいところではありますが、エレベーターピットは普段目にしない場所のため、実害が出ない限り気付くのが難しいですよね。

しかし、エレベーターは定期的な点検が法律で義務付けられているため、点検の際に点検業者の方が気付いてくださることがあります。

実際弊社でもエレベーターピット内の漏水についてご相談をいただく際に、「点検業者の方に水が漏れていると報告を受けた」というケースは少なくありません。

点検業者

では、エレベーターピットで漏水が起こった際、どんな工事を施せば漏水を食い止められるのでしょうか?

4.おすすめの工法

一般的には発泡ウレタンという、水でモコモコと膨らむ止水材を注入し止水します。

発泡ウレタン
発泡ウレタン

しかしこの発泡ウレタン、0.05mmレベルの細かいひび割れからの漏水は防ぐことができません。

更に発泡ウレタンで止水を試みた後、漏水が止まらないため別の対策を施そうとなった場合、この発泡ウレタンを除去するという手間も発生してしまいます。

そこで山陽工業では、「IPH工法」をおすすめしております!

IPH工法とは、コンクリートの内部Inside)に樹脂を注入し、加圧状態Pressure)で硬化Hardening)させる工法です。

コンクリート 水漏れ 雨漏り ひび割れ 原因 修理 補修 工事
IPH工法 樹脂注入の様子

IPH工法は発泡ウレタンでは入り込むことのできない、
0.01mmレベルの細かいひび割れにも注入することが可能です。

下の画像を見ると、IPH工法がいかに微細なひび割れにまで入り込むことができるのかが一目でわかりますね。

また、IPH工法は発泡ウレタンのように除去の手間も発生しないので、将来的にまた何か工事が必要となった際も、煩わしい除去作業を行う必要がありません。

5.止水工事の流れ

では、実際に弊社で行ったエレベーターピットの止水工事で、工事の流れを見ていきましょう!

(1)乾燥・漏水場所特定

早速漏水を止める工事を…の前に、もし水がピット内に溜まってしまっている場合、ポンプを使用して水を抜き、バーナーでピット内を乾燥させます。

これは、漏れた水でコンクリートが濡れてしまった状態ですと、どこから水が漏れたのか判断が難しいためです。乾燥させた後にじっくり観察し、水が染み出てくる場所を突き止める必要があります。

写真は同じように地下部分でIPH工法の止水工事を行うため、樹脂注入前に排水作業を行う様子です。ポンプを用いて大掛かりな排水作業が行われました。

尚、漏水部分以外にも、基本的に入隅部分はすべて樹脂を注入します。非常に漏水しやすい部分のため、今度は入隅からまた漏水した…とならないよう、先手を打っておくのです。

(2)樹脂注入準備

漏水部分や入隅部分など、樹脂を注入する場所にマーキングをし、マーキング部分に穴をあけます。ちなみに、穴をあけることを穿孔(せんこう)と言います。

穿孔した部分に、樹脂を注入するための台座を取り付けます。

(3)樹脂注入

そしていよいよ樹脂を注入していきます!
樹脂が入ったカプセルを先程取り付けた台座部分にセットし、樹脂を注入していきます。

写真では伝わりにくいですが、微細なひび割れにまで樹脂が入り込んでいきます。

樹脂がすべて注入できたら、カプセルと台座を撤去し、穿孔した部分を埋め戻して施工完了です。

◆実はこんな技が…

ここまで見てきた工事の写真、なんだか少し違和感がありませんか?実は壁と床の入隅部分に、意図的に写真赤枠部分の土手を作ったんです。

IPH工法 樹脂注入 土手

この土手を作る際、中にチューブを埋め込んでいきます。

IPH工法 樹脂注入 土手

その後チューブを引き抜き、土手の内部に意図的に空洞を作ります。この空洞が、入隅の隙間全てが一体化できるつなぎになります。

規模や漏水状況によってこの技を活用すべきかどうかは変わってきますが、どのような施工方法が最適か、きちんと調査し判断いたしますのでご安心ください。

ただ正直なところ、IPH工法で止水工事を行い、「これで絶対に漏水しなくなる」と言い切ることはできないのです。

なぜなら、漏水していた箇所からの漏水を止めても、地中から水分がなくなる訳ではないので、水は別の場所に逃げてしまいます。また別の場所がひび割れて、そこから漏水してしまうということは十分考えられます。

そのため前述の通り、漏水有無に関わらず入隅にも工事を施し、少しでも再発の可能性を減らせるよう、その時点でできる限りの対策をさせていただいております!

6.工事日数・価格はどのくらい?

さて、気になる工事の日数と価格について解説いたします!
特に工事日数は、エレベーターの使用にも関わってくるので、気になるところですよね。

工事日数

2~3日程度

上記は朝から夕方まで作業を行った場合の目安です。漏水の状況などでも変動するため、ご相談いただいた際はきちんと現地確認を行った上で、明確な日数をお伝えいたします。

尚、作業中はエレベーターを停止させていただきますので、ご了承ください。
ただし、作業を行っていない夜間や明け方の時間帯は、エレベーターはご利用いただけます!

工事価格

400,000円~

こちらも規模や漏水状況によって変動がございますので、参考価格としてご認識いただければ幸いです。

御見積は無料で承っておりますので、明確な金額が知りたい!という場合は、お問い合わせいただければ現地確認の上、御見積いたします。

工事価格 工事費用
7.漏水のご相談は山陽工業へ!

「まだ水が溜まるようなレベルではないんだけど、心配なので相談したい…」
「点検業者さんに漏水してると言われたけれど、どうすればいいのかわからない!」

ご安心ください。山陽工業ではご相談から調査・御見積まで無料で承っております。

IPH工法施工技能士の有資格者が、皆さまの大切な建物を責任を持って診断いたします。

尚、IPH工法についての更に詳しい解説は、山陽工業のHPでご紹介しております。ぜひこちらもご覧ください。

わかりやすい漫画の解説も掲載しております!

漏水のご相談だけでなく、外壁補修工事や塗装工事など、建物に関する様々なご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

この記事を書いた人 山陽工業 みほ

・2015年に山陽工業の管理部として入社
・事務職として建設業の書類作成を極めていましたが、お客様により喜んでいただけるようなご提案ができるよう、現在工事内容についても勉強中!

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低予算で施工可能!門扉のチェーン取り付け工事

美観と費用、皆さんはどちらを重視しますか?

今回は、門扉の補修工事についてご紹介します。

壊れてしまった門扉を撤去して、代わりにチェーンを取り付ける工事を行いました。

お客様からは、美観よりも費用を抑える工事方法を教えて欲しいとのご希望をもらっていたので、新しい既製品を設置するよりも低予算で収まるやり方を提案させていただきました。

工事のプランは建物の何を第一優先に考えるかで大きく変わってきます。

どのような目的のためにその建物や設備の改修・修繕を行うのか、低予算工事の一例として、この記事が参考になれば幸いです!

1. Before & After

部材が壊れて開閉ができなくなってしまった門扉を撤去し、2つのチェーンを取り付けました!

2. 工事の流れ

(1)門の撤去

アコーディオンタイプの門扉です。
街中で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

近くに寄って覗き込んでみると、門扉の一部が壊れてしまっています。部品が完全に外れているため、このままでは開閉すらままなりません。
しかし、壊れている部材を修復するとなると時間もお金も掛かります。

ならばいっそのこと新しい門扉に取り替えてしまおう、というのが今回の工事の発端です。

古い門扉は留め具を外して、撤去します。

(2)モルタル穴埋め

門扉の支柱も撤去したいところですが、アスファルトの下に深く埋まっているので、少し工夫が必要です。

まずは、地面の高さに沿って支柱を切断します。

支柱の根本が地面にしっかり埋まっているのが分かります。

周囲のアスファルトを掘り起こすと、埋まっていた根本が少しずつ顔を出します。
そうして露出した部材を切断しては、また掘り起こすといった作業を繰り返します。

支柱の切断がある程度終わったら、掘り起こした地面の穴にモルタルを流し込んで、周囲の地面と高低差が出ないよう整えます。

費用を掛ければ、より良い材料・道具を使用して地面と馴染ませる処理を施すことができます。ですが今回の場合は、あまり人目を気にされないとのことでしたので、必要最低限の補修に留め、工事費用を節約しました。

(3)チェーン取り付け

壁にチェーンを取り付けて、新しい門扉を作り上げていきます。使用するのは至って普通のスレンレス製チェーンです。
門扉用に作られた既製品を設置するよりも、費用をかなり安く抑えることができます。

長さを測り、どの位置どの高さにチェーン取り付けるか決めたら印をつけます。

穿孔していきます。

チェーンを通すための金具を取り付けていきます。

開けた穴に、金具を打ち込んでいきます。

ネジを締める感覚で、輪っか状の金具を回し入れていきます。

金具が壁にしっかり固定されていることを確認します。

輪っか状の金具にチェーンを通し、改めて位置や高さ、他にもたゆみ度合いに問題がないかをチェックしていきます。

最後にチェーン同士を結ぶように南京錠を取り付けます。ロックを外したり付けたりすることで門扉の出入りが可能になります。

(4)工事完了!

3. 費用について

気になる工事費用についてですが、今回のような工事を山陽工業では、¥90,000〜請け負っております。
※1 現場の状態・環境によって上記数字は変化します。あくまでも参考価格としてご承知下さいますようお願い致します。
※2 価格はチェーンの材質・長さによって前後します。

4. 工事プランは山陽工業にお任せください

山陽工業では、お客様のお悩みに沿った工事を実施しています。

皆様が建物の何を重要視しているのかお聞かせいただいた上で、工事後を見据えた最適なプランをご提案します。

小さな質問でも構いません。建物や工事に関するお悩みごとがあればお気軽にご相談ください!

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

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建物の「顔」を美しく&安全に!外構の補修工事

建物の外構に関して、こんなお悩みありませんか?

車をぶつけて花壇が壊れてしまった!

フェンスが一部外れてしまって危険!

大きな地震で塀がひび割れてしまった!

建物のイメージに大きく影響する外構は、建物の顔とも言えるほど重要です。

しかし、外構も建物と同じように、年月を経て劣化していきます。特に道路に面したフェンスや塀・花壇等は、自動車等の排気ガスで汚れてしまったり、自動車やバイクがぶつかって破損してしまうなど、目立つ劣化が発生しやすくなります。

山陽工業では、劣化した外構を美しく蘇らせる、外構の補修工事も承っています!

今回の記事では、外構のうち、花壇を補修した工事について詳しくご紹介します。

1.花壇の現状

今回工事を行ったのは、都内にあるマンションのエントランスにある花壇です。

車が衝突して花壇の一部が破損し、花壇の中の土が出てきてしまっていました。割れた石が危険であることはもちろんですが、マンションの入り口のすぐ脇にある花壇なので、非常に目立ちます…。

この花壇は、ピンコロ石と呼ばれる立方体の石を積み上げてつくられたものです。

破損してしまった部分に新しいピンコロ石を設置して、花壇を安全・綺麗に補修します!

2.補修工事スタート

まずは、ピンコロ石の上に流れ出てしまっている花壇の土を綺麗に清掃します。

一部が欠けているピンコロ石も新しいものと取り替えるので、削って撤去します。

次に、セメントと川砂(*)を混ぜて、モルタルをつくります。
*川砂(かわすな)…河川の底で採取された砂

モルタルができたら、新しいピンコロ石を設置します。
事前にサイズを測っておき、同じ大きさ・同じ色(または近似色)のピンコロ石を用意します。

今回用意したのは、9cm×9cmのピンコロ石です!

ピンコロ石を設置する手順はシンプルで、下の①~②の繰り返しです。

①設置する箇所にモルタルを塗る
②①の上(または横)にピンコロ石を設置する

次に、側面からモルタルを更に塗り込み、隙間を無くしながら表面を平らにならします。

次に、石が綺麗に見えるよう、表面についたモルタルを洗い流します。

最後に、流れ出て減ってしまった花壇の中の土を追加します。

3.補修工事完了

こちらで花壇の補修工事は完了です!
既存のピンコロ石と並んでいても、色やサイズ等に違和感が全くありません。

施工前と比較してみると、綺麗な花壇が蘇ったことがよくわかります。

中の土もしっかり盛ってあるので、何を植えようか楽しみになりますね!

4.外構の補修工事も山陽工業へ!

山陽工業では、防水・塗装工事をはじめとした外装工事だけでなく、マンション・ビルのエントランスや戸建てのお庭等の外構工事も承っております。

「補修したい範囲は小さいので、とにかくスピーディーに対応してほしい!」

「どんなものがオススメか提案してほしい!」

建物の顔である外構を、お客様のこだわりやご要望を大切にしながら、美しく安全に補修できるプランをご提案いたします。

調査・御見積は無料ですので、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

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屋上がスッキリ!高架水槽撤去工事

もう使っていない高架水槽がボロボロになってしまった!
そんなお悩みありませんか?

マンションやビル等の屋上にあり、現在は使われていないことが多い「高架水槽」。
あっても邪魔にはならないから…とそのままにしておくと、劣化によって建物に悪い影響を及ぼしてしまう恐れがあります。

山陽工業では、防水・塗装等の改修工事だけでなく、「高架水槽の撤去工事・補修工事」も承っています。
今回の記事では、高架水槽とそれに必要な工事について、詳しくご紹介します。

1.高架水槽とは?

高架水槽とは、本管の水道から各敷地内に、重力で水を送り込むための設備です。

かつて水を送り込むポンプの力が弱かった頃、マンションやビル等大きな建物の主流の給水方法として、高架水槽が採用されました。
しかし、2000年台後半からポンプの性能が良くなり現在ではほとんどの建物で不要となりました。

2.古くなった高架水槽…撤去するべき?

では、現在は使われておらず、劣化してしまっている高架水槽は、撤去するべきなのでしょうか?
その答えは、一概には言えません。
「撤去する」・「残しておく」どちらにもメリットがあるのです。

(1)撤去するメリット

★建物への影響を無くせる

現在取り付けてある高架水槽は取り付けてから20年以上経っているものが多く、劣化がかなり進んでいると考えられます。
高架水槽を支える架台がサビて倒壊してしまったり、配管にあいた穴から雨漏りしてしまったり…
高架水槽の撤去によって、そういった建物への悪い影響を無くすことができます。

★メンテナンスのコスト・手間をカットできる

高架水槽も建物と同様に、定期的なメンテナンスが必要です。年に一度の水槽内の清掃に加え、中に溜めている水も年に一度、専門機関に提出して検査してもらう必要があります。
水槽の外側には、内部に太陽光が入らないよう、特殊な塗料を塗る必要もあります。
高架水槽を撤去すれば、メンテナンスにかかるコストや手間は一切不要になります。

(2)撤去せず残しておくメリット

★非常用・災害用の水を確保できる

先述した定期的なメンテナンスが必須になりますが、地震等による断水時にも水を確保することができたり、火事の消火にも使用することができます。
その場合も、安全を維持するために、劣化部分の補修をおすすめします。

今回の記事では、高架水槽の「撤去工事」について詳しくご紹介していますが、山陽工業では高架水槽の「補修工事」も承っています。
撤去しようか残しておこうか迷っている…とお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

3.撤去工事の流れ

今回ご紹介するのは、都内にあるマンションの屋上にある高架水槽の撤去工事です。

「使っていない高架水槽がかなり古くなったので、撤去したい」とのご相談をいただき、施工いたしました。

施工前に高架水槽の状態を見てみると、全体的にサビや汚れが目立ちました。

下の方は雨水の影響を受けやすいためか、特に劣化が目立ちました。
配管はサビついているだけでなく一部腐食してしまっていたり、屋上の床にはサビ汚れがついてしまっていました

現状を確認できたので、早速撤去工事を開始します!

まずは、上の方についている高架水槽(球体のもの)を撤去します。高い位置にあるので、慎重に作業します。

次に、高架水槽を支えている架台を撤去します。

次に、水の通り道として使われていた配管を電動のこぎりで切断し、撤去します。
電動のこぎりを使用する際に発生する火の粉は、飛散すると屋上の防水層を焼いてしまい雨漏りの原因になるため、注意しながら作業します。

高架水槽・架台・配管すべての撤去が完了しました。

しかし、このままでは、配管の断面に雨水等が入り込んでしまいます…。

そのため、最後に配管にキャップを取り付けて、しっかりと蓋をします。

こちらで高架水槽の撤去工事は完了です。

大きな高架水槽が撤去され、屋上がスッキリしました!

撤去工事は基本的に半日~1日で完了します。

なお、撤去費用は建物の状況・高架水槽の大きさや形により大きく変わりますので、まずは一度ご相談ください。

*参考:今回ご紹介した高架水槽(0.5t)の撤去工事は50万円+税で承りました。

*補修工事の場合、工事期間・費用共に建物の状況・高架水槽の大きさや形により異なります。

4.高架水槽の撤去工事・補修工事は山陽工業へ!

山陽工業では、高架水槽の撤去工事や補修工事のみのご依頼も大歓迎です!

屋上に上がらないとなかなか目にすることのない高架水槽ですが、今一度状態を確認し、撤去や補修を検討してみてはいかがでしょうか?

先述した通り、撤去するか残しておくかお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

なお、今回ご紹介した案件は高架水槽の撤去のみのご依頼でしたが、山陽工業では撤去後の屋上床の洗浄や補修・防水工事も承っています。併せてご検討ください!

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

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