大規模修繕工事に不安はありませんか?
「大規模修繕工事」についてマンションやアパート、ビルのオーナー様なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
大規模修繕工事は数年に一度しか行わないため、知識があまり無いまま、とりあえず施工会社に任せてしまうオーナー様も多いと思います。しかし!知識の無いまま任せてしまうと、きちんと施工してもらえなかったり予想以上の料金を請求されるなど、納得できない工事になってしまうかもしれません!
今回の記事では、大規模修繕工事の基本や施工業者を選ぶ時のポイントなど、オーナー様のお悩みにお答えします!
大規模修繕工事をお考えの方や、疑問がある方は是非ご一読ください。
そもそも「大規模修繕工事」とはどのような工事なのかご存知ですか?
大規模修繕工事とはマンションの経年劣化に合わせて実施する、計画的でまとまった工事のことを言い、大掛かりな工事になるため足場をかけて広範囲に行います。1番最初に行う大規模修繕工事の平均修繕周期は15.6年と言うことが、国土交通省の調査で明らかになっています。
● 2回目の大規模修繕→14.0年
● 3回目の大規模修繕→12.9年
修繕の回数が増えるほど、周期が短くなる傾向がみられますね!
大規模修繕工事は広範囲に行う工事ですが、具体的な施工内容が気になりますよね。一般的にはコンクリートの補修やタイルの補修、外壁の塗装や屋上防水などですが、実際の施工内容は建物の劣化状況によって変わってくるため、お見積りの前に現地調査を行う必要があります。
山陽工業の現地調査については下記のブログで詳しくご紹介しています。↓
外観や内観にあまり劣化が見られない建物のオーナー様は、「なぜ大規模修繕工事が必要なのか?」と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか?
しかし、どんなに劣化してないように見える建物でも大規模修繕工事を実施することをオススメします。
その理由は大きく分けて3つあります。
①建物の安全性を確保
一見頑丈そうに見えるコンクリートですが、気温の変化や紫外線などにより徐々に劣化しています。目に見えない細さのひび割れも発生している可能性があり、その隙間から雨水などが入ることで更に劣化を進行させます。
また外壁に施されているタイルも、コンクリートの伸縮や膨張によってタイルの浮きや剥がれが発生し、最悪の場合剥がれたタイルが落下して歩行者に当たり、怪我をする可能性もあります。
建物の耐久性と利用者の安全を守るため、大規模修繕工事を行う必要があることが分かりますね。
外壁がタイルのマンションは、建築基準法で「築10年を経過して13年までに全面打診調査を行うこと」が義務付けられています!
②資産価値の向上
外壁のひび割れやタイルの浮き・剥がれ、または鉄部に錆がある場合などはマンションの景観を損ねます。建物の見た目が悪くなり、耐久性が低下していると資産価値も低下してしまいます。
しかし、大規模修繕工事を行うと建物全体が綺麗になるので、建物の資産価値向上に繋げることができます!
③時代のニーズに応える
少子高齢化が社会問題となっている現代は、マンションのエントランス部分をバリアフリー化させるなど、時代の変化に合わせる必要があります。スロープや手すりの設置、床のタイルに防滑処理を施すなどの付加価値をつけることで、建物を利用する誰もが過ごしやすい環境にすることができます。
スロープの設置や、床タイルの防滑処理について気になった方は下記のブログをご覧ください!
これらが、建物に目立つ劣化がなくても大規模修繕工事の実施をオススメする理由です。ご自身で判断が難しい場合は、工事業者に相談してみましょう。
では、大規模修繕工事の工事業者はどのように選べば良いのでしょうか?大規模修繕工事は基本的に工期が長く、莫大な費用がかかるためできるだけ業者選びで失敗したくないですよね。
ネットで検索してもたくさんの業者が出てきて、何を基準に選べば良いのか迷ってしまう方も多くいるのではないでしょうか?
工事業者を探す際は、下記のポイントを押さえて探してみましょう!
● 保証内容が充実している
● 建設業許可を取得している
● 見積書の記載が丁寧
● 工事監督の対応力や人柄が信用できる
「実績」=「信頼」と言っても過言ではないぐらい、業者の工事実績は大切なものです。実績の数だけでなく内容にも目を向け、施工後にどのような保証が適用されるのかも重要視するべきポイントです。
工事中のトラブルを防ぐためにも、お客様自身で修繕の内容や範囲を正しく理解しておくと良いでしょう。
工事監督の対応力や人柄も、信頼感に繋がりますね!
現地調査の実施後、修繕にいくらかかるのかを見積りしてもらいますが、その見積書にも大規模修繕工事を成功に導くために見極めるポイントがあります!
見積書を見た時に、施工内容を分けずにまとめて記載してあると具体性に欠け、何をどこまで、どんな材料を使って工事するのか分からずにトラブルになってしまう可能性があります。
また見積りの内容を問合せた際に、きちんと説明できない業者は技術力が低い可能性があるので、注意しましょう。
大切なお金の話なので話を曖昧にする業者や不安を抱いてしまう会社は避け、見積書が丁寧に詳しく記載されていて不明点もしっかりと回答してくれる業者を選ぶと安心です。
長期間にわたって行われた大規模修繕工事の終了後、ようやく終わり生まれ変わった建物に胸が弾みますね。
そんな建物を今後も守るために「工事履歴」を保管しておきましょう。
この記事の冒頭でもお伝えしましたが、大規模修繕工事は1度きりではありません。建物を長持ちさせるなら2回目、3回目と計画的に工事を繰り返し行うべきです。
今後の大規模修繕工事を満足いくものにするためには、建物の工事履歴をきちんと残し、保管しておくことが大切です。
どの部位にどのメーカーの塗料か使用されたのかなど細かく記録しておくと、次の修繕工事もスムーズに行うことができ納得した内容になるでしょう。
工事完了後に「竣工書類」をお渡ししますので、大切に保管してくださいね!
山陽工業がこれまで実際にお客様からいただいた、大規模修繕工事についてのご質問と回答をご紹介します!
【お悩み①】見積りの項目が…。
見積りの項目が様々で、何がどこまで含まれているのか分かりません。詳細を聞いたら説明してもらえますか?
管理されている建物の工事ですし、見積り内容はしっかり理解したいですよね!山陽工業ではお客様から見積りに関してご質問いただいた際は、ちゃんと内容を説明させていただきます。もし他の業者で見積り内容に関して質問した際に濁すような説明があった場合は、あまり信用できないかもしれません。コンサルティングをしてくれる第三者機関(公益社団法人)もありますので、ご相談くださいね。
【お悩み②】修繕になかなか踏み込めないです…。
お話を伺って劣化しているのは充分理解したのですが、結局どのタイミングで修繕すればいいのでしょうか?なかなか高額で踏ん切りがつきません…。
今です!確かに、工事にかかる費用は決して安いとは言えません。しかし、賃借人にいつ雨漏りのリスクが影響するか気にしながら過ごす時間は非常にもったいないですし、その間にも劣化は進む一方です。工事後のアフターフォローを含め、頼りになるなと感じた業者さんであれば即決しましょう。
【お悩み③】工事中の防犯対策は…?
工事中に空き巣などが入らないか心配です。
足場を架けると、家の二階部分や普段入れない場所に簡単に侵入できてしまう可能性があるという話は有名な話ですので、心配になってしまいますよね。山陽工業では、どうしても心配であれば窓ロックの貸し出しが可能です。また、予算をかければ金網や防犯カメラなどの防犯対策を行うことができます。防犯に対する不安に関してどのような対応をしてもらえるかも、工事業者を選ぶ時の判断基準になるかもしれませんね。
【お悩み④】施工後、再修繕までの期間はどのぐらい…?
修繕後は何年もつのでしょうか?10年~15年で再度修繕が必要と聞いたことがあるのですが、本当に必要なのでしょうか?
一般的には保証年数はありますが、それよりも長持ちすることが多いです。しかし、建物の形状や立地条件によって劣化速度が異なります。近年、毎年のように異常気象と報じられる雨量や気温の影響もあるので、年数の目安よりも工事業者に診断してもらうことを推奨します。
大切な建物を守るために必要な大規模修繕工事。長期間の工事で莫大な費用が掛かるからこそ、任せる業者はお客様自身の目で確かめた、信頼出来る業者がいいですよね。
山陽工業ではマンション・アパートなど様々な大規模修繕工事の実績が多数あり、お客様からもたくさんの喜びの声をいただいております!
「大規模修繕工事を行うべきかわからない」「具体的な内容が知りたい」など、大規模修繕に関して分からないことがありましたら、山陽工業にお気軽にご相談ください!
お客様のお悩みや要望、建物の劣化状況に応じて適切な工事をご提案させていただきます。
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 まお
・2022年入社の営業部
・お客様にもっと信頼される山陽工業を目指して、様々な工事内容を発信していきます!
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