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新品のように蘇らせる!ウッドデッキの塗装工事

新品のように蘇らせる!
ウッドデッキの塗装工事

今回は公共施設のウッドデッキ塗装について紹介します。
木部塗装の工程を解説していますので、木部の塗り替えや木材の交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

木材には調湿作用が存在し、膨張と収縮を繰り返す独自の性質を持っています。そのためモルタルやサイディングボードと言った通常の外壁材と異なり、ひび割れが起きやすく長持ちさせるのが難しい素材です。屋外木造物の塗膜の寿命は、置かれている状況や紫外線の量にもよりますが一般的に5〜6年と言われています。

劣化の程度や木造物の規模によっては自身で補修、塗り替えを行うことも可能ですが、

・自分で塗装をする時間がない……。
・経験が少ない。失敗したくない……。
・手の届かないところにウッドデッキがある……。

このような場合、まずは専門業者に相談してみましょう。

0 工事前と工事後の比較

まずは工事前と工事後でどのように変化したのか見比べてみます。

1 工事の現場

現場は区役所の屋上に設置されたウッドデッキのスロープと階段です。

2 ケレン作業

まずは階段側のケレン作業から始めていきます。

電動サンダー(=やすりがけ)で、木部の表面を滑らかにしていきます。

工事のキッカケの一つである「ウッドデッキを利用する方々がケガをしないようにして欲しい」という要望になるべく沿えるよう、時間をかけて丁寧に処理を行いました。(※特に手で触れる機会が多いと思われる、手すりとその周辺は念入りにやすりがけを行いました。)

3 下塗り塗装

ケレン作業による木部の素地調整が完了したら、次は下塗り塗装に移ります。

ウッドデッキ用の塗料にはいくつか種類があり、木部の状態や仕上がりをどのようにしたいかによって最適な塗料が変わってきます。
工事現場であるウッドデッキは屋上庭園に繋がっており、利用者様の通り道となっています。子どもから大人まで幅広い世代の方が1日に何度も行き交う場所であることから、安全性を重視した仕上がりにするべきとの結論に至りました。

写真の赤色の塗料は、塗ることで木部の表面に保護膜を形成します。それによりトゲやささくれがなるべく利用者様の手指を傷付けないよう防護してくれます。

加えて、この保護膜がウッドデッキの表面を覆うおかげで、木部の荒れや傷みが激しい箇所を隠す+保護してくれます。

4 上塗り塗装

下塗りが乾いたら、続いて上塗り塗装を行います。

上塗り塗装の工程では、同じ塗料を2回塗る必要があります。

建物や構造物を外敵や経年劣化から守るためには均一な塗膜を作る必要があります。
ですが、塗装作業が人の手によって行われる以上、1度の塗りでは力加減や道具の動かし方による塗膜のムラが発生する可能性が高いです。そこで、塗装作業は同じ塗料を複数回にわたって塗り重ね、建物を保護するための均一な塗膜を作っているのです。

5 スロープ側も同じように

階段側の塗装が完了・乾燥し、人が通れるようになったところで今度はスロープ側の作業を進めていきます。

階段側と同じようにケレン作業を施したら、

下塗り塗装を行います。

次はを塗ります。
スロープの床や壁面には細い溝が等間隔に並んでいます。上塗り塗装では、まずこの溝をハケで一本ずつ塗り忘れがないよう注意しながら塗っていきます。

その後は、階段側と同じように上塗り塗装を2回行います。
溝塗り完了後、ローラーを使用してテキパキとスロープを塗装していきます。

6 工事完了

無事に工事が完了しました!

7 最後に

今回使用した半造膜タイプの下塗り塗料には、下記のようなデメリットも存在します。

・保護膜によって木目が隠れてしまい、木材特有の質感が失われてしまう。
・表面が少し滑りやすくなる。

デメリットが気掛かりな場合、別の選択肢や対策案も存在します。例えば、木材にこだわりや思い入れがある場合は浸透タイプの下塗り塗料を選ぶ、滑りやすさを防ぐ場合にはケイ砂(=滑り止め用の小さくて細かい砂)を撒く等。

ですが、最も適している塗料は何か見極めるのは、なかなか難しいと思われます。山陽工業のような専門業者であれば、これまで培ってきた経験と知識からお客様の要望に沿った工事プランを提供します。木材の修理、交換から塗装までお任せくだい。

今回は公共施設のウッドデッキについてご紹介しましたが、山陽工業では個人宅のウッドデッキや、その他木造設備の塗装まで幅広く対応しています。

山陽工業のウッドデッキ塗装は下地処理を含めて¥3,100/㎡〜で請け負っています。(※現場の状態・環境によって上記数字は変化します。あくまでも参考価格としてご理解頂きますようお願い致します。)

調査・見積もりは無料で実施しておりますので、まずは下記の問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。ウッドデッキ等の木造物と合わせて、お住まいの建物や資産である建物も一緒に診断可能です。

なお、対応エリアは以下の通りです。

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

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