最適な施工方法をご存知ですか?
街中の様々な建物に設置されているエレベーター。短時間で楽に建物を昇降できるため、普段から多用されている方もいますよね。
エレベーターを安全に使用するために、専門業者の方々が定期的に点検を行っていますが、点検時に発見される劣化原因に「エレベーターピットの漏水」があります。
今この記事を読んでいる方の中にも、ご自身の管理されているエレベーターピットの漏水でお困りで、インターネットで調べた結果、この記事に辿り着いた方もいるのではないでしょうか?
実際、エレベーターピットの防水工事には様々な施工方法があり、インターネットで検索しても「結局どの施工方法が最適なの?」と頭を抱えてしまってもおかしくありません。
今回の記事では、エレベーターピット防水工事の実績が豊富な山陽工業が、「一般的な施工方法」と「自信を持ってオススメしている施工方法」の違いをご紹介致します!
エレベーターピットの漏水でお困りの方、必見です!
まず初めに、エレベーターピットは地下にあるにも関わらず、なぜ漏水してしまうのかご存知ですか?
実はエレベーターピット漏水の原因は、雨水や湧水が浸入する事が殆どです。雨水や湧水が劣化したコンクリートにできたひび割れや打ち継ぎから浸入し、エレベーターピットに水がたまってしまいます。
コンクリートのひび割れは水に触れることでどんどん悪化してしまいます。そのため水の浸入口が広がり、エレベーターピット内に水がたまってしまいます。
また、エレベーターピット内の漏水を放置してしまうと…
・水溜まりにより鉄骨や鉄筋が錆びてしまう
・水位の上昇で機械が濡れてしまい、エレベーターが動かなくなってしまう
このように、エレベーターピットだけでなくエレベーター自体の耐久性に影響を及ぼしてしまいます。また、悪臭などにより利用者が不快な気持ちでエレベーターを利用する事になってしまいますね。
安心・安全・快適にエレベーターを使用するためには、早めの対処が必要です。
エレベーターピットで漏水が発生した場合の施工方法は様々ですが、今回は「パラテックス防水」と「IPH工法」を比較します。
パラテックス防水とは「パラテックス」という耐水性・接着性・耐候性・ 耐薬品性など、総合的耐久性に優れた強靭な防水剤を使用し、水の浸入を防ぐ工事です。液体状の塗料を使用するため、ベランダ・バルコニー・外階段など場所を選ぶ事なく施工する事が可能です。
パラテックス防水に関してはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
先程、場所を選ぶ事なく施工する事が可能とご説明したパラテックス防水ですが、エレベーターピットの漏水との相性が気になりますよね。
結論、施工できない訳では無いですがあまり相性は良くありません。
「場所を選ぶ事なく施工する事ができるならエレベーターピットも問題なくできるのでは?」と疑問に思われると思いますが、これにはちゃんと理由があります。
パラテックス防水の施工方法は、エレベーターピットの内側にパラテックスを施し、水がエレベーターピット内に浸入するのを防ぎます。
エレベーターピット内に水が浸入しなくなったのであれば、問題ないのでは?
では、なぜパラテックス防水はエレベーターピット漏水工事において最適な施工方法と言えないのか、詳しく見ていきましょう。
エレベーターピットの防水工事にパラテックス防水をオススメしない理由は「施工する(塗る)場所が適さないから」です。
前の項目でご説明したように、パラテックス防水工事はエレベーターピットの内側に塗料を塗布します。内側に施すことで水の出口を塞ぐことはできますが、本来は塗った側からの水(エレベーターピット内からの水)を防ぐ材料なので、内側から湧き出てくる水や水圧がかかる場所は止めることができません。
エレベーターピットの漏水が再発してしまうと、以下のようなデメリットが発生します。
再び工事を依頼しなければならない
一定の期間エレベーターの運転を止める必要がある
工事費が再びかかってしまう
時間とお金が無駄になってしまうと考えると…とても悲しいです。
では再発を防止するには、どのような工法で施工をすれば良いのでしょうか?
IPH工法とは、コンクリートの内部(Inside)に樹脂を注入し、加圧状態(Pressure)で硬化(Hardening)させる工法です。
目視で確認できないほどの小さなひび割れにも樹脂を注入することができるので、漏水の再発も防止する高い効果が期待できます。
なんと、0.01mmレベルのひび割れにも樹脂を注入することができます!
また、コンクリート内部の隅々まで樹脂が行き渡り接合することでコンクリート自体の耐久性を高めることができる工法です。
人間の「筋肉注射」のようなものですね!
IPH工法について詳しくは下記の専用ページをご覧ください。
エレベーターピットの漏水工事にIPH工法がオススメの理由は、「再発の可能性が低いから」です。
先程も説明したように、IPH工法は目視で確認できないほどの小さなひび割れにも樹脂を注入し、コンクリート自体の耐久性を高めることができるため、パラテックス防水のようにエレベーターピットの内側のみに施工する方法ではなく、水の浸入口であるコンクリートのひび割れを埋めて再発の可能性を低める事が可能です。
そのため山陽工業では、エレベーターピットの漏水工事にはIPH工法をオススメしています!
時間も工事費用も無駄にすることなく、施工後は安心・安全・快適にエレベーターを使用することが可能です!
実際にIPH工法でエレベーターピットの漏水を止水した際の様子を掲載したブログもございます。施工にかかる期間や費用、工程など詳しくご紹介していますので、是非あわせてご覧ください。
工事を依頼するにあたって、気になるのはやはり価格ですよね。
この記事でご紹介した「パラテックス工事」と「IPH工法」のそれぞれの価格は、下記の価格を参考にしてください。
※価格はあくまで参考です。劣化状況や原因、施工範囲によって変動しますので、ご注意ください。
普段目にすることが少ないエレベーターピットですが「見ない間にエレベーターピットに水が溜まっている…!」 なんてことも珍しくありません。漏水を放置するとエレベーターの故障につながってしまうため、少しでも異変を感じたら早めに対処しましょう。
ちなみに、記事内に出てきた「パラテックス防水」ですが、決して悪い施工方法というわけではありません。パラテックス防水と相性の良い施工場所もありますし、逆にIPH工法と相性の悪い施工場所も存在します。
つまり、漏水が起きてしまった際は原因をしっかりと見極め、劣化の状況や場所に適した施工を行うことが大切です。そうする事で止水率をぐんと上げることができます!
山陽工業では劣化状況を細かくヒヤリングし、適切な施工方法をご提案させていただきます!
弊社では、2015年にIPH工法で施工したエレベーターピットが今でも完璧に止水されています。その他事例も多く、未だに再発した現場はありません。
山陽工業は防水・塗装工事に特化した建設会社です。
小さなお悩みでも構いませんので、まずはご連絡ください。
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 まお
・2022年入社の営業部
・お客様にもっと信頼される山陽工業を目指して、様々な工事内容を発信していきます!
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