一般住宅・マンション・アパートでは、手摺や階段・扉など様々な場所に「鉄部」が存在しますよね。
実はこの鉄部、とても劣化しやすい場所なんです…
特に、冒頭の写真のように錆が発生している状態は、皆さんも何度か目にしているのではないでしょうか?
一度錆びてしまった鉄は、放置するとどんどん進行します。
さらに進行すると、鉄が腐食しボロボロと崩れたり穴が開いてしまうことも珍しくありません。
そうすると補修のコストも上がってしまうので、早めにメンテナンスを行っておくことがとても大切です!
この記事では、鉄部に錆が発生する原因から防錆方法、錆びてしまった場合の補修事例まで詳しくご紹介します。
鉄部の劣化にお心当たりある方、必見です!
そもそも、なぜ鉄部には錆が発生してしまうのでしょうか?
鉄が錆びる原因は主に、空気に触れることにあります。
空気中には、酸素と水が含まれており、これらが鉄に触れると、化学反応が起きて酸化鉄が発生します。この酸化鉄が茶色い錆の正体です。
梅雨の時期
海沿いの地域
雨水にさらされる屋外
キッチン周り
空気中の酸素と水が原因とは…鉄にとって錆は避けられない劣化ですね。
鉄部は錆が発生しやすいことが分かりましたが、錆を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、錆の原因となる鉄と空気の結びつきを無くすことです。
鉄部を空気に触れさせないために一般的なのが、塗装をして鉄部をコーティングする方法です。
それが、「鉄部塗装」です。
塗装が剥がれ錆が発生しやすくなった鉄部の錆防止
既に発生した錆の進行抑制
錆は、進行し鉄部を腐食させてしまう前であれば、鉄部塗装のみで対処することが可能な場合が多いので、早めの対処が肝心です!
では、鉄部塗装の工程をご紹介していきます!
こちらが今回鉄部塗装を行う鉄柵です。
所々錆が生じてしまっています。
それでは、劣化が進行しないうちに鉄部塗装を行っていきます!
まず、ケレン作業を行います。
ケレン作業とは、塗装の前に鉄部を擦ることで汚れや錆を落とす作業のことで、塗料の密着度を良くするための目荒らしの効果もあります!
わざとザラザラな表面にして、塗料が付きやすくするイメージです!
次に錆止め材を塗ります。
これを塗ることで、表面に塗膜を作り錆の原因から鉄部を守ることができます!
そして、上塗り材を塗布します。
この作業は2回行います。
2回目の上塗り材塗布です。
上塗り材を2度塗りすることで、ムラなく仕上げることができます。
厚い塗膜が形成されて塗料が剝がれにくくなるので、劣化の原因である紫外線や風雨などから、鉄部をより強固に守ることができます!
これですべての工程が終わり、施工完了です!
所々に発生していた錆がなくなり綺麗になりました!
劣化が進行する心配もなくなり、安心ですね!
鉄部は、塗装をきちんと定期的に行っておくことで錆などの劣化を防ぎ、綺麗な状態を長持ちさせることができます。
ですが、錆が進行して腐食してしまうと鉄部塗装のみでは対処することができなくなるため、補修のコストが高くなってしまいます!
早めの対応が肝心ですね!
また、山陽工業は防水・塗装工事に特化した改修専門業者です。
どんな小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 みさと
広報部として現場で色々な知識を得て、皆さんに発信していきます!