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塗装工事で打ちっぱなしコンクリートを新築のような美しさに!

躯体そのものの美しさを活かした打ちっぱなしコンクリートは、劣化が目立ちやすくなります。山陽工業の塗装工事なら、打ちっぱなしコンクリートの新築時の美しさを取り戻すことができます!

躯体そのものの美しさを活かした、打ちっぱなしコンクリート
重厚感と高級感のある見た目がとても魅力的である一方、塗装やタイル等、躯体の上に被せるものが無い分、劣化が目立ちやすいという欠点もあります。

山陽工業のコンクリート塗装工事なら、そんな打ちっぱなしコンクリートを、新築時の美しさに蘇らせることができます!

実際に外壁にコンクリート塗装工事を行った建物がこちらです。
コンクリートの美しさを再現するための灰色の塗料と、外壁をしっかり保護するため透明な塗料を塗っています。
灰色の塗料については、色の明るさをお選びいただけます。

また、新築時や築年数が浅い場合等、劣化の程度が低く補修が必要ない状態であれば、外壁を保護する透明な塗料だけ塗ることも可能です。
透明な塗料には、シリコン系(価格が抑えられる)・フッ素系(耐久性が非常に高い)や艶の有無等の種類がありますので、予算やお好みの仕上がりに応じてお選びいただくことができます。

今回の記事では、打ちっぱなしコンクリートに起こる劣化と、その塗装工事について詳しくご紹介します。

壁に発生したひび割れが増えて、目立ってきた!

シミができてしまった!

新築時と比べると、何となく黒ずんできてしまった!

コンクリートの建物のこんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご一読ください!

なお、コンクリートの塗装工事について動画で知りたい方はこちらをご覧ください!

1.打ちっぱなしコンクリートに起こる劣化

打ちっぱなしコンクリートの主な劣化症状は、大きく分けると3つあります。

(1)ひび割れ

コンクリートは乾燥によって収縮し、縦横の両方に力が働くことでひび割れが発生します。
上の写真のようにすぐ分かる大きなひび割れだけでなく、目視では確認できないほどの細かなひび割れも、コンクリートでは発生しやすいです。

また、ひび割れから浸入した水分や空気により、鉄筋がサビて膨張し、「爆裂」が発生する恐れもあります。
爆裂が発生すると、壁の剥落等に繋がり大変危険です。

(2)シミ・カビ

コンクリートには、「水分を吸収しやすい」という性質があります。そのため、雨水等が壁に染み込み、全体的に黒ずみが発生してしまったり、シミとして残ってしまうことがあります。

また、日当たりが良くない面や、風通しが良くない・湿気の多い立地の場合は、カビも発生しやすくなります。

(3)白華

白華とは、コンクリート内部の劣化によって、コンクリート表面に白い液体が流れ出る現象のことです。エフロレッセンスとも呼ばれます。

詳しくご説明すると…
コンクリートに含まれる水酸化カルシウムが、ひび割れ等を伝って浸入した水分によって溶け出し、外気に含まれる炭酸ガスと結合して炭酸カルシウムに変化します。
炭酸カルシウムが乾燥して結晶化することにより、白く見えるようになります。

打ちっぱなしコンクリートは、上記のような劣化症状が大変目立ちやすいため、小さな劣化でも美観を大きく損ねてしまう恐れがあります。

それだけでなく、劣化を放置することで、建物自体の安全性や耐久性にも影響してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。

せっかくのスタイリッシュな外観、いつまでも美しく保ちたいですね!

2.山陽工業のコンクリート塗装工事

先述したシミ・カビや白華は、度合いによっては高圧水洗浄(※)で落とすことが可能です。
※高圧水洗浄…専用の機械を使用し、外壁等に水を高圧力で吹き付けて汚れを落とす方法。

しかし、水分を吸収しやすいコンクリートは、表面を保護しないとすぐにシミやカビが再発してしまいます。
また、ひび割れを補修した場合はコンクリート表面に補修の跡が残るため、そのままでは美観を損ねてしまいます。

そのため、高圧水洗浄だけで済ませるのではなく、塗装工事で表面を美しく保護することをおすすめします。

コンクリートに塗装工事???せっかくのコンクリートの重厚感が無くなってしまいそう…

ご安心ください。
山陽工業のコンクリート塗装工事では、補修の跡をしっかりカバー&劣化原因(雨水・中性化等)から保護しながら、コンクリートの質感を再現することができます。

新築のようなコンクリートの美しさが蘇り、ひび割れやカビ等の劣化も発生しにくくなる、画期的な工法です!

打ちっぱなしコンクリートの外壁が美しく生まれ変わると、様々なメリットがあります。

賃貸物件の入居率・定着率が向上
テナントの集客率が向上

日当たりや天候等にもよりますが、一度塗装を施すと5年程度はコンクリートの美しさを保つことができます。

では、実際にどのような手順で工事を行うのか、詳しくご説明します。

(1)劣化箇所を補修

まずは、コンクリートの劣化箇所を補修します。
ひび割れた箇所や、欠けてしまった箇所にはモルタルを埋めます。
カビや白華が発生してしまっている場合は、削って取り除いてから補修を行います。

劣化箇所の補修は、建物の耐久性を伸ばすために非常に重要な工程です。

(2)下塗り材を塗布

次に、下塗り材(プライマー)を塗布します。
下塗り材には、後から塗布する塗料を壁に密着させる役割があります。

(3)ベースを塗布

次に、ベースと呼ばれる塗料を塗布します。
ベースは灰色の明るさを選ぶことができ、コンクリート特有の素材感や質感を生み出す性能があります。

(4)模様付け

(3)で塗布したベースを乾燥させた後、ベースをつけた模様付け用のパットで表面を叩き、コンクリートに模様を付けていきます。

この工程は、コンクリートの仕上がりを決める非常に重要な工程です。

模様を付けることで、よりリアルなコンクリートの質感が生まれます!

(5)透明な塗料を塗布

最後に、2回に分けてコンクリートに透明な塗料を塗布します。
1回目を塗布して乾燥させた後に、2回目を塗布します。

元々、この塗料には表面を保護する性能がありますが、2回重ねて塗布することで表面に膜が形成され、コンクリートをより強固に保護することができます。

冒頭でもご紹介した通り、この塗料には一般的な艶無しタイプの他、少し艶を出せる三分艶タイプもあります。
また、塗料の種類にはさらにフッ素系(価格が抑えられる)・シリコン系(耐久性が非常に高い)があるので、お好みの仕上がりやご希望の予算に合わせた塗料をご提案することができます。

こちらも冒頭でご紹介しましたが、建物の劣化が激しくなければ、ベースの塗布・模様付けはせずにこの透明な塗料を塗布するだけで美しく仕上げることも可能です。

明るく美しい建物に蘇りました!表面が保護されているため、この美しさが長続きするのも嬉しいポイントです!

大掛かりな工事はちょっと…と迷われている方は、こんな方法もございますので、ぜひご検討ください。

また、基本的に打ちっぱなしコンクリートの外壁は、この透明な塗料のような「保護するための塗料」は新築時には塗布されていません。
山陽工業では、新築の打ちっぱなしコンクリートの外壁にこの透明な塗料を塗布することももちろん可能です!

新築時の美しさをずっと保ちたい!という方もぜひご相談くださいね。

3.コンクリート塗装工事の参考費用

気になる費用ですが、使用する塗料の種類によって異なります。

*シリコン系塗料 4,800円/㎡~
*フッ素系塗料 5,400円/㎡~

※参考費用となります。現場の状態等により、価格は変動します。

また、打ちっぱなしコンクリートの塗装工事は、

建物をどのような見栄えにしたいのか?
・何のために工事を行うのか?
・どれくらいの予算におさめたいのか?

といったお客様のご要望によって、塗料の種類や塗る回数も変わりますので、お気軽にご相談ください。

4.コンクリート塗装工事は山陽工業におまかせ

■コンクリートのプロが在籍!

山陽工業には、「コンクリート診断士」という資格を保有する、コンクリートのプロが在籍しています。

コンクリート診断士 山田哲矢

2013年に山陽工業に入社、2020年にコンクリート診断士の資格を取得。
コンクリートを修繕・再生する新たな技術の実現を目指し、長崎県の軍艦島にて東京理科大学と共同研究を行っている。

コンクリート診断士とはその名の通り、コンクリートの劣化状況を見てその劣化の原因を診断する知識を持つ、言うなればコンクリートのプロです。

この劣化は何が原因で発生したのか?
原因を診断した上で、どのように補修すべきか?

専門業者でも判断が困難なことがあるこのような疑問も、コンクリート診断士なら的確に判断することが可能です!

■調査診断・お見積は無料!
「劣化が酷いところだけしっかり補修してほしい…」
「せっかく工事するなら、劣化しにくい材料を使いたい…」

今回ご紹介したコンクリート塗装工事をはじめ、様々な補修方法の中から、お客様のお悩みやご要望に応じた最適な方法をご提案いたします。
また、コンクリートのプロだからこそ分かる、補修後の美しさを長く保つためのメンテナンスに関するご提案も可能です。

調査・お見積は無料ですので、まずはお気軽にお問合せください!

なお、対応エリアは以下の通りです。

ちなみに、コンクリートのひび割れから浸入した水分や空気によって発生する鉄筋爆裂については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

★小規模工事についての記事一覧はこちらをクリック

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