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コンクリートからの漏水をすぐに止めたい!高圧止水工事での即効解決事例

コンクリートの漏水は、表面補修だけでは再発するケースも少なくありません。
本記事では、高圧止水工事の仕組みと、ひび割れ注入工法との違いを施工事例をもとに解説します。
漏水の原因や工法選定の考え方も分かりやすく紹介します。

コンクリートの壁に広がる水染みや、止まらない漏水。

できるだけ大掛かりな工事は避けて、壊さずに直したいと考える方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、建物を壊さず内部から素早く漏水を止める「高圧止水工事」
実際の施工事例をもとに、工法選定の判断基準や、どのように止水するのかを解説します。

漏水が止まらずお困りの方、できるだけ建物を壊さずに補修したいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

01. コンクリートの漏水調査|原因と放置リスク

(1) 現地調査

今回お問い合わせを頂き調査に伺ったのは、築約30年の住宅のガレージです。
約10年前からコンクリート壁表面の色に変化が見られ、徐々に水染みが広がってきたとのことでした。

漏水は、時間の経過とともに徐々に範囲が広がっていく傾向があります。

初期の段階では軽微な水染みに見えても、内部では水の通り道が広がり、症状が悪化していくケースも少なくありません。

また、長期間水分が供給され続けることで、

・コンクリート内部の劣化
・鉄筋の腐食
・カビや悪臭の発生

といった二次的な問題につながる可能性もあります。

結果として補修範囲が広がり、工事規模やコストが大きくなることもあるため、早めの対応が重要です!

現地では、壁面の一部にエフロレッセンスと、水分を含んだ変色が確認されました。

このことから、コンクリート内部を通って水分が継続的に滲み出てきている状態と判断されます。

また、明確なひび割れが確認できなかったことから、特定のひび割れではなく、ピーコン周辺や内部の空隙など複数の経路を通じた漏水の可能性が高いと予想できます。

以上の理由から、今回は単純な表面補修ではなく、内部から水の流れを止める対策が必要な状態と判断しました。

(2) 工法選定の考え方・2つの内部止水工事比較表

内部からの漏水補修には、代表的な工法として以下の2つがあります。

①高圧止水工事
②ひび割れ注入工法(IPH工法など)

どちらも非破壊でコンクリート内部に樹脂を充填する工法ですが、目的と向いている条件が大きく異なります。

2つの工法の比較表をご覧ください!

高圧止水工事に向いている条件

・早急に水を止める必要がある
・ひび割れや隙間など、漏水の出口が明確ではない

ひび割れ注入工法に向いている条件

・ひび割れや隙間など、漏水の出口が明確になっている
・補修対象となる劣化部が多い
・再発防止や耐久性の向上を重視したい


高圧止水工事は、「今発生している漏水を素早く止めるための工法」
一方でIPH工法は、「漏水の原因となるひび割れを補修し、再発を防ぐための工法」です。

どちらが優れているというものではなく、目的に応じて使い分けることが大切です。

IPH工法での漏水補修 施工事例はこちらから

また、工法選定においては、単純な費用の高い・安いだけでなく、工期とのバランスも重要な判断要素となります。

例えば、IPH工法などのひび割れ注入工法は、長期的な安定性に優れる一方で工程が増えるため、工期やコストが大きくなる傾向があります。

一方で高圧止水工事は、躯体の補強・劣化予防につながる工法ではありませんが、施工範囲を限定しながら短期間で止水できるため、必要な範囲に対して効率よく対応できるケースが多い工法です。

そのため、「どこまで補修するのか」「どの程度の期間で対応する必要があるのか」といった条件によって、最適な工法は変わってきます。

今回は、補修範囲が小さいこと、工期を長引かせたくないこと、予算のバランスを考慮し、高圧止水工事を選択しました!

02. 高圧止水工事とは?仕組みと特徴を解説

ここからは高圧止水工事について、特徴を4つに分けて解説します。

01 内部から止水できる

漏水の原因となる水は、ひび割れや空隙、骨材の隙間などを通ってコンクリート内部を移動します。

そのため、表面を塞ぐだけの補修では別の経路から水が出てくる事があります。

高圧止水では、注入した樹脂が内部に広がり、
水の通り道そのものを埋めることで漏水を止めます。

高圧止水工事は「表面から水の出口を塞ぐ」のではなく、「内部で水の通り道を遮断する」ことが得意です!

02 水分に反応して発泡する

一般的に使用される発泡ウレタン樹脂は、コンクリート内部の水分と反応して発泡します。

発泡の様子
  • 液体 → 発泡 → 膨張
  • ひび割れの奥深くや、微細な隙間まで入り込む
  • 空隙を充填しながら硬化

このような流れで、水の流れを物理的に遮断します。

03 短時間で止水効果が得られる

発泡ウレタン樹脂は、水分と反応し短時間で硬化します。

  • 数分〜数十分程度で急速に硬化開始
  • 施工中に漏水が止まるケースも多い

即効性が高いのも特徴の一つです。

04 解体を伴わずに施工できる

高圧止水は、コンクリートに穿孔(せんこう)して樹脂を注入するため、大掛かりな解体を伴わずに施工できます。

そのため、居住中・使用中の建物や、地下構造物などでも採用されやすい工法です。

03. 高圧止水工事の施工手順|施工事例

ここでは、実際の施工の流れをご紹介します。

(1) 養生

施工前に、作業範囲周辺をブルーシートとビニールテープで養生します。

高圧止水では穿孔(せんこう)を行い、樹脂を圧入します。その際発生する粉塵や、使用する樹脂の飛散を防ぐための工程です。

(2) 下地処理

ガスバーナーを使用し、水染みが見られる箇所を乾燥させます。

その後、施工箇所周辺を研磨し、表面のエフロレッセンスや汚れを除去します。

コンクリート内部の水分や不要なゴミを除去することでひび割れの状態を確認しやすくなります。また、樹脂が内部へ入りやすくもなります!

(3)穿孔(せんこう)

コンクリートに、樹脂注入用の穴をあけます。

今回は、水染みの中心付近を目安に穿孔を行っています。

(4) 注入

穿孔した箇所に注入プラグを設置し、ノズルから発泡ウレタン系樹脂を注入します。

注入は一度に行うのではなく、圧力を調整しながら徐々に行います!

一気に注入するとコンクリートを損傷してしまうリスクがあります。
圧力を調整しながら段階的に注入することでコンクリート内部へ無理なく樹脂が行き渡り、隙間まで充填しやすくなります。

実際の施工では、微細な隙間や表面から溜まっていた水分が押し出され、発泡材がにじみ出てくる様子が確認されました。

これは、樹脂が内部の水の通り道に沿って広がっている証拠であり、コンクリート内部の空隙や微細な経路まで充填されている状態を示しています。

(5)硬化・仕上げ

注入後、発泡ウレタン系樹脂は水分と反応しながら、約20〜30分程度で硬化します。

硬化後は完全に硬くなるのではなく、適度な弾性を持った状態となります。

この弾性により、コンクリートの微細な動きや隙間の変化にも追従しやすく、水の再浸入を防ぐ効果が期待できます!

その後、注入孔の処理を行い、施工完了となります。

04. 施工結果|コンクリートからの漏水は止まるのか?

高圧止水により内部の水の通り道を遮断したことで、漏水は停止しました。施工後は新たな滲み出しも見られず、水染みの進行も収まっています。

今回の事例では、施工完了までなんと3時間程度でした!この即効性の高さは高圧止水工事の大きなメリットと言えますね。

05. コンクリートの漏水を止めたい方は山陽工業まで!

漏水は、表面を補修するだけでは根本的に解決しないケースも多く、原因や状況に応じて適切な工法を選定することが重要です。

今回のように、即効性のある高圧止水が有効な場合もあれば、構造から補修を行うIPH工法など他の補修方法が適しているケースもあります。

 「どの工法が良いか」ではなく、「この現場に何が適しているか」を見極めることが大切です。

  • 水染みが広がっている
  • すぐに漏水を止めたい
  • できるだけ壊さずに直したい

このような症状でお困りの方は、一度ご相談ください。

現地の状況を確認したうえで、最適な補修方法をご提案いたします。

現地調査・お見積もりは無料です!まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人 山陽工業 しほ

・2025入社の新人営業部
・広報として現場取材で得た情報や、施工の魅力をお届けします!

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