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和室から洋室へリビングをリノベーション!開放的な空間を作ろう

和室から洋室へリビングをリノベーション!
開放的な空間を作ろう

こちらのブログ記事では、和室のリビングを洋室へ改装し、さらにはリビングに隣接している畳の間と一体化させて、開放的な空間に仕上げる、というリノベーション工事についてご紹介しています。
各工程で作業時の注意事項や商品・素材選びのポイント等についてお客様の視点に沿った解説を用意していますので、内装工事を検討されている方、内装工事に興味がある方の参考になればと思います。

このようなお悩みはありませんか?
  1. *リフォーム・リノベーションを検討しているが、何から手をつければ良いのか分からない。
  2. リフォーム・リノベーションを行う必要はあるのか、専門家の意見を聞きたい。
  3. *そこまで全面的なリフォーム・リノベーションは考えていないけれど、少し相談してみたい。
  4. *とある業者に見積もりを依頼したが、他の業者の意見も聞きたい…。
工事のお困りごとは
山陽工業にお任せください!

山陽工業は改修・修繕工事に特化した建設会社です。
10年先を見据えた工事をモットーに、お客様の建物にはどのような工事が必要なのか、そもそも工事を行う必要はあるのか調査させて頂きます。

リノベーションとは?

そもそも「リノベーション」というのは、どのような意味なのでしょうか。よく耳にする「リフォーム」とは何が違うのか、気になったことはありませんか?
リノベーションとは、既存の建物に対して新たな機能や付加価値を与えることを指します。対してリフォームとは、老朽化した建物を新築の状態に戻すことを指します。
リフォームがマイナスをゼロに戻す工事(ボロボロの建物内部を修復する、老朽化したスペースを新しく改装すること)だとすれば、リノベーションはゼロにプラスαを加える工事(間仕切りを広くする、古いキッチンを機能性の高いものに変更すること)です。リノベーション工事は、お客様の生活スタイルに合わせて比較的自由に設計可能なため、需要の高い工事となっています。

Before → After

和室から洋室へのリノベーション工事を行ったことで、リビングの雰囲気が一新されました。

工事の様子

① 室内の確認

工事が始まる前に、お客様には部屋の整理をお願いしています。家具やインテリアは移動してもらい、部屋には何も無い状態にしておきます。

② フロア全体の養生

工事を始めても大丈夫かお客様に確認した後、養生作業から始めていきます。フロアの構造や居住者様の動線を考えながら、主に下記のポイントに沿って作業を始めていきます。

養生のポイント

工事を行う部屋以外にゴミや汚れが入らないよう保護する。
*資材搬入口の近くに襖があるため、傷付けないようプラダン等の丈夫な素材で養生を行う。
*居住者様と職人が同じ廊下を出入りするため、どこからが土足禁止エリアなのかルールを定める。

③ 解体作業

養生が済んだら、和室リビングをどんどん解体していきましょう。

まずは既存のキッチンを撤去します。

金具を外してパーツごとに取り外していきます。

キッチンが跡形もなく撤去されました!

次は、和室リビングと畳の間の床・壁・天井を剥がしていきます。

和室リビングとその隣に襖一枚で仕切られた畳の間は、これまで別部屋扱いだったのですが、お客様と相談を重ねた結果「今回のリノベーション工事をキッカケに2つの部屋を合体させて、広々とした空間にしよう」という方針になり、追加でリノベーション工事をすることに決まりました。

和室リビングと畳の間の仕切りが無くなり、開放的な印象が出てきました。

追加工事について

ここで多くのお客様が疑問や不安に思われるのが「追加工事」の存在です。工事の実施が確定した後に、工事費用が変動するのはなるべく避けたいところです。

リフォームやリノベーションを行う際に追加工事が発生するケースとして、壁や床を壊してみたら構造体が図面と違っていた、工事が進むにつれて他にもリフォーム・リノベーションしてもらいたい箇所が出てきた、といったものがあります。特に前者の場合、どれほど入念に事前調査を行ったとしても、建物内部を全て見通すのは困難なため、解体して初めて「ここにも補修が必要だった」「構造上、隣の部屋まで工事を行う必要がある」等の新事実が判明するという訳です。

ですので、リフォームやリノベーションを依頼する際は、追加工事に関する知識に長けた実績豊富な施工業者を選ぶことをオススメします!

④ 配管・電気設備の交換

電気設備や給水・給湯用の配管も年数が経てば劣化していきます。あくまでも目安ではありますが、20年に一度のタイミングで交換するのをオススメします。
こちらのお宅でも、今回のリノベーションに合わせて設備関係の整備・交換することにしました。

⑤ 下地組み

設備関係の工事と並行して、下地組みの作業を進めていきます。
下地組みとは文字通り、床・壁・天井の「下地を作ること」を指します。家の構造を支える木柱や鉄骨とは別に、細めの木柱や軽鉄を格子状に組み込むことで、部屋の内側を支えてくれる役目を果たします。
壁に重いインテリアや家具を掛けたり、水平垂直の綺麗な室内空間を作るために、下地組みは職人さんの手作業によって、ひとつひとつ順番に組み立てられていきます。

床面の下地組みの様子です。和室リビングと畳の間を気軽に行き来できるよう、床の高さを揃えています。

他にも、天井の梁や一部の壁面に下地組みを施します。

⑥ 石膏ボードの取り付け

下地組みが完了したら、石膏ボードと呼ばれる建築材料を用いて、新しい壁と天井を作っていきます。

石膏ボードの特徴

*高い耐火性能があり、火災の際に炎が燃え広がるのを防ぐ効果がある。
*遮音性が高い。
安価な材料のため、工事費が低コストに抑えられる。色々な場所で売られている。

窓枠や柱の形に沿って計測とカッティングを繰り返し、最終的な位置や大きさが決まったら、専用のビスを打ち込んで取り付けていきます。

このように丁寧に面を作っていきます。

石膏ボードを設置すると室内の印象も大分様変わりし、リノベーションが着実に進んでいるのが視覚的にも分かりやすくなります。

住みながらの工事ということで、お客様には多大な不便をお掛けしますが、万が一にも施工ミスに発展しないよう、作業は慎重かつ迅速に進めていきます。

⑦ 床材の敷設

ここからはいよいよ和室から洋室へ、リビングの見栄えに関わる工程に入っていきます。
まずは床材の接着です。今回は複合タイプのフローリングを敷設していきます。

薄い木目調のデザインが、室内に温かみのある印象をもたらしてくれます。

フローリングの幅が広いか狭いかによって、部屋の見え方も変わってくるので、商品選びの際は室内をどのような雰囲気にしたいか、自身の中でイメージをしっかり持っておくのが大切です。

今回選ばれた複合タイプのフローリングは、比較的安価でデザインが豊富なのが特徴です。傷や凹みが付きにくい商品も存在しますが、種類が多いので選ぶのが大変というお客様もいらっしゃるかと思います。そんな時は、ご予算と相談しつつ弊社の工事担当者が最適な床素材を選ぶためのお手伝いをさせて頂きます。

⑧ 新しいキッチンの設置

新しいキッチンも届きました。

以前の物と比較すると、全体的な大きさに変化はありませんが、新たに食洗機を導入したり、コンロからIHに変えたりと、部分的に機能を変えてリニューアルされています。

シンクには、用途の異なる水栓を2つ取り付ける予定となっていたため、それぞれを左右どちらに設置するか、お客様のご意見を伺いながら相談して決めていきます。

引き出しや吊り戸棚には、大理石調のデザインが施されており、シックな色合いが高級感を演出してくれます。

⑨ クロスを貼る

最後に、仕上げのクロスを貼っていきます。

天井や壁、襖等に凹凸のついた白色のクロスを貼っていきます。

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細長い隙間もこのように、クロスで丁寧に覆っていきます。貼り終わったら、これにて工事完了です!

Before → After (別バージョン)

和室から洋室へ、リビングのリノベーション工事が完了しました。廊下を介さず、畳の間と自由に行き来ができるようになり、開放的で広々とした空間に仕上がりました。

かつて和室リビングと畳の間を完全に仕切っていた襖は撤去し、代わりにスライド式のドアを設置しました。普段は3枚縦並びに収納されていますが、必要な場合はリビングを自由に仕切ることができます。

家具やインテリアが配置されると、雰囲気がまた大きく変化しますね!

最後に

リビングを和室から洋室へ、まるごとリノベーションするにあたり、多くの費用と時間が掛かりました。ですが、結果的に居心地の良い素敵な居住空間になったと、お客様から有難いお言葉を頂くことができました!

リフォームやリノベーションに限らず、工事を依頼するのであれば、可能な限り費用は安く、施工期間は短く抑えたいところです。それでも、全ての工程を安価に済ませるのでは無く、本当に必要な部分にはお金を掛けて、より暮らしやすい、または運用しやすい空間作りを行ってあげるのがお客様にとっても建物にとっても、良い結果をもたらしてくれるでしょう。何年か先の未来において「あの時、きちんと工事を施してもらって良かった」と思えるかもしれません。

山陽工業では、お客様一人一人のお悩みや心配に寄り添って工事の提案を致します。外装から内装まで幅広い工種、現場に対応可能です。

調査・御見積は無料で承っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

なお、対応エリアは以下の通りです。

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

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