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劣化の放置は厳禁!床タイルの張り替え工事

屋外の床タイルの劣化は、放置してしまうと怪我や事故などに繋がる恐れがあり大変危険です!この記事では、とあるマンションのエントランスで行った、劣化した床タイルの張り替え工事について詳しくご紹介します。

割れた・剥がれた床タイル、放置していませんか?

その高級感とデザイン性の高さから、タイルは外壁だけでなく、屋内・屋外の床にも多く採用されています。

しかし、上の写真のように、屋外の床タイルが割れたり剥がれたりしてしまっているのを見かけたことはありませんか?

このような屋外の床タイルの劣化は、放置しておくと非常に危険です!

防水工事・外壁工事などの建物に関する工事を主に請け負う山陽工業ですが、屋外の床タイルの工事など、外構工事も毎年多数ご依頼いただいています。

今回の記事では、とあるマンションのエントランスで行った、劣化した床タイルの張り替え工事について詳しくご紹介します。

当てはまる方は必見!

・床タイルの劣化を放置している方
・劣化した床タイルの修理を検討している方
・管理/所有している建物から、危険を無くしたい方

1.床タイルの劣化、放置するとどうなる?

床タイルの張り替え工事について詳しくご紹介する前に、そもそも劣化した床タイルを放置しておくと、どうなってしまうのでしょうか?

屋外の床タイルの劣化を放置しておくと、具体的には以下のようなリスクがあります。

歩行時、割れた/剥がれた床タイルに躓いて転倒する
床タイルが割れた/剥がれた箇所の溝に自転車などの車輪がはまり転倒する
景観を損ね、建物の入居者・利用者が減少する

屋外だからこそ、建物の入居者・利用者の方に加え、通行人の方にも危険が伴ってしまうという点が怖いポイントです…

特に階段の床に使われているタイルが劣化していると、段差を踏み外して大きな事故にもなりかねません。

また、床・外壁問わず、タイルの劣化は目に見えない内部で進行していることもあります。
割れや剥がれなど目に見えて劣化している箇所があれば、今は問題のない周辺のタイルも、近いうちに割れたり剥がれたりしてしまう恐れがあります。

小さい範囲でも床タイルの割れや剥がれに気が付いたら、一度きちんとプロの施工業者に床タイル全体の状態を診断してもらい、修理工事を実施すると良いでしょう。

2.劣化した床タイルの張り替え工事の手順

早速、劣化した床タイルの張り替え工事の手順をご紹介します。

とあるマンションの管理会社様より、「エントランスの床タイルの一部が剥がれてしまっているので、綺麗に修理してほしい」とご依頼をいただきました。

実際に現地を確認してみると、6枚の床タイルがごっそり剥がれてしまっていました…。

そして、打音調査(※)の結果、剥がれている箇所の右隣の床タイルにも、浮きという劣化症状が発生していることがわかりました。

※打音調査…打診棒と呼ばれる道具(下の写真参照)を使って床タイルや外壁を叩き、その際の音の違いから、浮きの有無を調査する方法。浮きが発生している箇所は、そうでない箇所と比べると、叩いた際に高い音が鳴る。

赤枠部分:浮きが確認できた床タイル

タイルの浮きとは、タイルの内側のモルタルなどが熱や湿度によって膨張し、表面のタイルが浮き上がってしまう現象のことです。
床タイルで浮きが発生してしまうと、躓いて転倒するなどのリスクがあり非常に危険です!また、浮きが進行すると表面のタイルの割れ・剥がれにも繋がるので、できるだけ早く修理する必要があります。

今回は、剥がれてしまった箇所への新しい床タイルの張り付けに加え、浮きが発生している床タイルを剥がし、新しいものを張り直すことにしました。

張り替えるタイルを発注するため、現地調査時にタイルの寸法をしっかり確認します!

(1)斫り

浮きが発生している箇所は、表面の床タイルを剥がします。

そのあと、既に床タイルが剥がれてしまっていた箇所と併せ、表面が平らになるように電動の工具で削ります。

この作業を斫り(はつり)と呼びます。

(2)下地調整

タイル接着用モルタルを塗布し、下地を整えます。

凹凸が発生しないようにヘラで押さえながら塗布することで、床タイルをより綺麗に張り付けることができます。

(3)新しいタイルの張り付け

新しい床タイルを、ズレがないよう綺麗に張り付けます。

ここで床タイルの内側に空洞ができてしまうと、すぐにまた剥がれてしまう恐れがあるので注意が必要です!
そのため、上の写真のように張り付けたタイルを上から軽く叩き、下地にしっかり密着させます。

(4)目地詰め

タイルの目地材(※)を擦り込み、床タイルの目地に発生した小さな隙間までしっかり埋めます。

これで、床タイルが浮いたり剥がれたりする恐れはなくなります!

※タイルの目地材…タイルの目地(タイルとタイルの間)を埋めるための、セメントと水を混ぜ合わせた材料。

(5)施工完了

目地材をしっかり乾燥させたら、これで劣化した床タイルの張り替え工事はすべて完了です。

施工前と施工後の写真を見比べてみましょう。

剥がれた床タイルが綺麗に揃い、また一見綺麗に見えた一部床タイルの浮きも無くなり、エントランスの景観・安全性が回復しました!

新しく張った床タイルは、既存のものと全く同じものではなく、近似のものを使用していますが…とても自然な仕上がりになりました!

3.劣化した床タイルの張り替え工事にかかる日数

参考までに、今回の床タイルの張り替え工事にかかった日数をご紹介します。

工事日数:1日(24cm角タイル×12枚)

※上記の工事日数はあくまで参考です。実際にかかる工事日数は、床タイルの大きさや張り替える枚数・建物の状況などにより前後しますのでご了承ください。

4.劣化した床タイルの張り替え工事は山陽工業へ!

山陽工業は、建物全体の工事はもちろんのこと、今回ご紹介したような比較的小さな範囲の工事も大歓迎です。

・床タイル数枚だけ修理してほしい…
・とりあえず見積だけしてみてもらいたい…
・予算内でできる範囲だけお願いしたい…

上記のようなご要望をお持ちの方も、現地調査・お見積までは無料で承っていますので、お気軽にご相談ください!

なお、対応エリアは以下の通りです。

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

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