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山陽工業2Fオフィスの丸ごとリフォーム工事

オフィスの快適性を高めることは、社員の働きやすさや仕事のモチベーションに直結し、やがて工事の品質にも影響します。社員のため・よりクオリティの高い仕事のため、山陽工業では2Fオフィスをリフォームをすることにしました!

山陽工業2Fオフィスの丸ごとリフォーム工事

突然ですが「居心地の良いオフィス」と聞かれたとき、皆さんはどのようなものを思い浮かべますか?

社員同士の良好な人間関係、ストレスのない職場環境など、色々な要素が挙げられますが、山陽工業ではその中でも「仕事がしやすい」「リラックスした環境で仕事ができる」といったオフィス環境を重要視してきました。

オフィスの快適性を高めることは、社員の働きやすさや仕事のモチベーションに直結し、やがて工事の品質にも影響します。社員のため・よりクオリティの高い仕事のため、山陽工業では2Fオフィスをリフォームをすることにしました!

具体的には天井・壁・水回りのリニューアルや室内の間仕切りなど、全面に渡って大改造を行います。

今回も工事の様子をブログにて解説していきます。屋内・室内のリフォームや内装工事そのものに興味がある方、そうでない方にとっても何かしらの参考になればと思います。

工事開始時の養生作業の様子。
何故、オフィスをリフォームしようと思ったの?

山陽工業の社内はもともとこのような内装になっていました。全体的に白色の割合が多く、扉は山陽工業のテーマカラーである青色で、工事後の内装と比べるとやや真面目で普通のオフィスな印象があります。

特別仕事の妨げになるような弊害は無く、このままでも十分綺麗な空間です。しかし山陽工業の場合、現状が普通というからにはさらに魅力的な空間に変えられるのではないか?と考えるようになりました。
実際、工事前と工事後で2Fのオフィスの印象は大きく変化しました。

普段から社内にて仕事をしている女性社員達の意見を参考に、心が落ち着ける空間には何が必要なのか、どこを変える必要があるのかインテリア雑貨の配置などを含めたデザイン・設計を行いました。

【天井】撤去と塗装

まず初めに、天井の化粧板を剥がします。隠れていたエアコンやそのコードがあらわになりました。

既存の設備の撤去が一通り完了すると、白く平らだった天井が一転して無骨な雰囲気を醸し出すようになりました。
ここからは剥き出しになった梁やエアコンの構造に沿って、天井の見た目を整えていきます。

まずは躯体の補修を行います。目地の隙間やひび割れ・亀裂をモルタルで埋めていきます。補修が完了したら、その上からさらにモルタルを塗り重ねて下地を作っていきます。コンクリートの保護と塗装の見栄えを良くするために、優しく均一に塗っていきます。

モルタルの下地作りと並行して、天井に新しいエアコンや配線・ダクト関係を取り付けていきます。これまでは化粧板の裏側に隠すことができましたが、天井を抜いてしまった以上、複雑な配線周りも見た目を整えていく必要があります。

このようなグルグル状態のコードは撤去してしまいましょう。

古いエアコンは取り去って新しいエアコンを設置します。ダクトは最低限の配線で済むようまとめていきます。

天井が綺麗に整備されました!
化粧板に隠れていた空間が表に出てきたことや、天井の設備を整えたことで、オフィス全体に少しずつ開放感が出てきたように見えます。

ここでようやく天井の塗装作業に入っていきます。
エアコンやそのダクトを細かく養生してから、仕上げ材の密着性を良くするのとモルタル下地の保護を目的とした下塗り材を塗ります。

下塗り材が乾いたら、仕上げの塗装としてリシン吹き付けを行っていきます。
リシン吹き付けというのは、モルタル下地を仕上げる際の材料の一種です。吹き付けると小さな砂粒が散らばったようなパラパラ・ザラザラ感のある凹凸ができあがります。

リシン吹き付けの特徴
*費用が安い。
*艶感を抑え、落ち着いた高級感のある仕上がりに。
*通気性・透湿性が高い=壁に含まれる湿気を排出しやすいので木材の腐敗が進みにくい。
*吹き付け工法は施工の際にアスベストを含んでしまうことがあるがリシンは安全。

小さな凹凸と艶のない白さが高級感を醸し出す、素敵な天井になりました!

【水回り】撤去

水回りの設備も撤去します。

キッチンに関しては、必要スペースを新たに設計した上で天井や壁の一部をまるごと撤去しました。

その後、形鋼(かたこう)と石膏ボードで新しい壁を作ります!

外から見るとこのような作りになっています。

玄関扉の周囲にもこのように新しい壁を設置しました。

水回りの撤去と間仕切りの作業がひと段落したところで、一度オフィス内の壁全面を塗装します。新しいトイレやキッチンの設置は、壁と床の塗り替え・張り替え作業を完了させてから行いましょう。

【壁】塗り替えとタイル張り付け

工事前のオフィスの壁は、四面全てが白い壁紙に覆われたシンプルな空間でした。蛍光灯の光も合わさってか、やや無機質で人工的な印象を受けました。

そんな印象を敢えて脱却し、暖かみと落ち着きのある空間を作るべく、オフィスの壁を壁紙から塗装へリフォームすることに決めました。

塗装作業は一度全ての壁紙を剥がしてから行うので、工事期間と作業量から費用が高くなりがちというデメリットがありますが、壁紙には出せない質感や豊富なカラーを取り揃えており、部屋全体を自然感のある仕上がりにすることが可能です。

内装にどことなく情緒的な雰囲気をもたらしたい方にはオススメの選択肢です!

今回は、珪藻土(けいそうど)と呼ばれる壁材を塗っていきます。珪藻というのは藻の一種であり、海や湖の底に積もった遺骸に泥や化学繊維等を混ぜて使用される材料となっています。

珪藻土の特徴
*部屋の中の湿度を安定させる調湿力が高い。
*耐火性や消臭性といった機能を兼ね備えている。
*櫛で引いたような模様を作ることで落ち着きのある仕上がりになる。

ひとくちに櫛引と言っても、コテを動かす方向や角度によっていくつかのパターンを作ることができます。どのデザインが山陽工業のオフィスの雰囲気に似合うか、社員の意見を聞きながら最良と思うパターンを選びました。

新しく作った壁にはタイルを張っていきましょう。
まずは左官作業です。タイルを貼るための接着モルタルをしっかり塗っていきます。

その後、一枚ずつタイルを貼っていきます。

この時、タイル同士の隙間に爪楊枝を刺して目地を作っていきます。

タイルのデザインは、どのような色合いや模様が珪藻土の壁と合うか考えながら決めました。

その後、内装設備の設置や窓枠の仕上げ等、壁回りの仕上げを進めていきました。

【床】張り替え

まずはOAフロアを設置し、床の上から一定の空間を確保します。そうすると、この黒いプラスチックの下にネットワーク配線等のコードを隠すことができます。

OAフロアの設置と配線の収納作業が完了したら、灰色の模様付きタイルカーペットを敷き詰めていきます。

水回りの床はカーペットではなく、濡れても掃除がしやすいようタイルを張りました。木目調のデザインが印象的ですが、実はこの下にも沢山のコードが収納されています。

床全面のリフォーム作業が完了したら、机・棚・椅子などのオフィス家具や水回りの設備を運び入れていきます。

段々と新しいオフィスの完成が見えてきました!

【玄関周り・外看板】新しく設置したもの

会社の顔とも呼べる玄関には山陽工業ならではのこだわりを取り入れています。

縦長に直立する銀色のインターフォンには山陽工業のロゴと各階の簡単な説明が刻まれており、強い存在感を放っています。

玄関扉にはダイノックシートと呼ばれる意匠性の高さが特徴的なシートを貼り付けました。ダイノックシートは普通の壁紙と比較すると費用がかかりますが、モチーフとなる素材の質感を再現することができ、耐久性にも優れています。

玄関の扉を開いて真正面にあたる位置に、ステンレス切り文字による山陽工業のロゴを設置しました。会社を訪れた人々によりスマートな印象を持ってもらえるよう、地面からの高さと大きさを吟味した上で設置していきます。

オフィスが入っているビルの外には、山陽工業の看板を新しく設置します。

工事完了!

オフィスの運用に必要な道具を運び込めば、リフォーム完了です!
照明は蛍光灯ではなく新たにレールライトを設置しました。仕事に集中するための昼白色のライトと、部屋の雰囲気を演出するための電球色のライトをオフィスの場所によって付け分けます。

BeforeとAfterをもう一度見比べてみます。

会社 オフィス 内装 リフォーム 工事 施工前会社 オフィス 内装 リフォーム 工事 施工後
会社 オフィス 内装 リフォーム 工事 施工前会社 オフィス 内装 リフォーム 工事 施工後

水回りにもモダンな雰囲気が漂っています。

山陽工業では防水・塗装工事を中心に多種多様な専門工事サービスを提供しております。住みながらの大規模修繕工事から立体駐車場の塗装、コンクリートの美観を復活させる工事など、幅広いニーズにお応えします。

調査・御見積は無料で承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

なお、対応エリアは以下の通りです。

追記 : 山陽工業の内装がさらに進化しました!

この記事を書いた人 山陽工業 よーこちゃん

・山陽工業に入社して2年目の広報社員。
・たくさんの現場を巡って、日々様々な知識と写真を集めています。
・施工管理に長けた工事監督さん、この道何十年の熟練職人さんの方々に取材を行い、建物の修繕・改修に関する情報を発信していきます。

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