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鉄部に錆が発生する原因から対処法まで!劣化防止には鉄部塗装を

鉄部は、錆が発生すると劣化が進行してしまうので、劣化状況を確認しながら正しい時期にメンテナンスを行うことがとても大切です。今回の記事では、鉄部に錆が発生する原因と防錆方法から、鉄部塗装工事を行った様子まで、詳しくご紹介しています。

鉄部の劣化、放置していませんか?

マンションやアパートの部位の中でも、鉄でできている共用部分は、錆などの劣化が起きやすいですよね。

鉄部はどんなに掃除の行き届いているマンションでも、経年劣化とともに錆が発生してしまいます。

錆が発生すると劣化が進行してしまうので、劣化状況を確認しながら正しい時期にメンテナンスを行うことがとても大切です!

今回は、鉄部に錆が発生する原因と防錆方法から、マンションのPS扉に鉄部塗装工事を行った様子まで、詳しくご紹介します!

こんな方は必見!

・鉄部が錆びる原因が知りたい!
・鉄部が劣化し始めてメンテナンスを検討している!
・鉄部のメンテナンス方法を知りたい!

1.鉄部に錆が発生する原因

まず、鉄部にはなぜ錆が発生してしまうのでしょうか?

① 酸素
② 腐食される金属(鉄部)
③ 水

この3つが重なった環境下で、錆は発生します。

錆が発生する原因の殆どは、空気中に含まれている「酸素」「水」です。金属(鉄部)は、酸素と水に触れると、「酸化」という反応が起きて「化合物」が生まれます。こうしてできた化合物が「錆」です。

そのため、水気の多い

 梅雨の時期
 海沿いの地域
 雨水にさらされる屋外
 キッチン周り

などは、鉄部に錆が発生しやすい環境です。

鉄が使用されている場所によって錆の発生しやすさは異なるので、環境に合わせて早めのメンテナンスが必要になる場合があります。

2.鉄部の錆を放置すると?

鉄部には錆が発生しやすいことがわかりましたが、錆を放置してしまうとどうなるのでしょうか?

美観が損なわれる

鉄部を保護している塗膜は、5年ほどで保護機能が低下してしまいます。そのまま鉄部がむきだしになっていると鉄部が錆の元となる雨や空気に触れ、錆が発生してしまいます。

せっかく綺麗な住まいでも、鉄部に錆が発生してしまうと全体の印象が暗くなってしまいます。

居住者様だけではなく、多くの人が目にする扉やポスト・階段などの共用部は特に綺麗にしておきたいですよね!

強度の低下

鉄部の扉の一部が錆びていて、触るとボロボロ崩れてしまう…

など、経験したことはありませんか?

錆は進行するともろくなり強度が低下します。劣化がひどくなると鉄部の部品が欠落したり、鉄部そのものが腐食により破損してしまったり、建材そのものの役目を果たさなくなってしまいます。

そして一度腐食してしまうと、鉄部そのものを取り換えなくてはならないので、メンテナンス費用も上がってしまいます。

3.鉄部を錆から守るには鉄部塗装工事を!

では、鉄部はどのように錆から守ればよいのでしょうか?

先述した通り、鉄部は「空気」に触れることにより錆が発生してしまいます。そのため、鉄部塗装によって空気などの劣化原因から保護して、鉄の酸化を防ぐことがおすすめです!

鉄部塗装工事を行うべき周期

鉄部塗装工事は、5~6年の周期を目安に行うのが一般的です。塗膜が剥がれたまま放置してしまうと劣化が進行してしまいます。

さらに、海沿いや湿気の多い場所は錆が発生しやすいなど、環境によって劣化の進行度合いは異なるので、定期的な点検とメンテナンスを怠らないことが大切です!

鉄部塗装工事のメリット

鉄部塗装は美観の回復はもちろんのこと、

 塗装が剥がれ錆が発生しやすくなった鉄部の錆防止
 既に発生した錆の進行抑制

の効果があります。

錆は、進行し鉄部を腐食させてしまう前であれば、鉄部塗装のみで対処することが可能な場合が多いので、早めの対処と適切な時期のメンテナンスが肝心です!

では、鉄部塗装工事の流れをご紹介していきます!

4.鉄部塗装工事前の現状

こちらが、今回鉄部塗装を行うPS扉です。全体的に色が薄くなっていますね。

PS扉とは?
マンション全体を通る水道管などをはじめとした各種配管が通っている場所です。収納用途として活用できないスペースなので、普段の生活ではあまり意識しない場所です。

手で触るとこのようにチョーキング現象が見られます。

チョーキング現象とは?
塗装表面を触ると粉状の物が付着する現象です。
これは塗装面が劣化し始めた際に発生する現象で、塗料の保護機能が失われ始めているサインです。塗装のメンテナンスをする時期の目安でもあります。

5.鉄部塗装の工程
(1)ケレン作業

まず、ケレン作業を行います。

ケレン作業は、鉄部塗装工事の中でとても大切な作業です。

表面に細かい傷をつけることで、塗料が付きやすくなります!

(2)錆止め材の塗布

錆止め材の塗布です。

錆止め材を塗ることで鉄部表面に塗膜を形成し、錆の原因である空気を遮断して錆の発生を防ぐことができます。

細かい部分をハケで丁寧に塗ったあとに、大きな面をローラーで塗ります。

(3)上塗り材の塗布

最後に、上塗り材を塗布します。

この作業は2回行います。まず1回目の塗布です。

そして、2回目の塗布です。

上塗り材を2度塗りすることで、ムラなく仕上げることができます
また、厚い塗膜が形成されて塗料が剝がれにくくなるので、劣化の原因である紫外線や風雨などから、鉄部をより強固に守ることができます!

これで全ての工程が終わり、施工完了です!

6.鉄部塗装工事のBefore&After

タイル面と合った塗装を行い、雰囲気が統一されて明るくなりました。適切な時期にメンテナンスを行うことで、錆などの劣化も防ぐことができましたね!

塗装面周りのシーリング材の打ち替え

また今回の鉄部塗装工事では、PS扉周りの既存シーリング材を撤去してから鉄部塗装を行い、その後新しいシーリング材を充填し直しました。
元々シーリング材で見えていなかった枠の外側まで塗料を塗りこむことで、品質の向上に努めています!

7.鉄部塗装工事なら、山陽工業へ!

鉄部の錆は一度発生するとどんどん進行し、腐食してしまうと鉄部塗装のみでは対処できなくなるため、早めのメンテナンスがとても大切です。

適切な時期に鉄部のメンテナンスを行い、綺麗な状態を長持ちさせませんか?

また、山陽工業は防水・塗装工事に特化した改修専門業者です。
どんな小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください!

なお、対応エリアは以下の通りです。

この記事を書いた人 山陽工業 みさと

広報部として現場で色々な知識を得て、皆さんに発信していきます!

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