コンクリート打ちっ放しの外壁って、とってもおしゃれですよね。
しかし、雨漏りに繋がる恐れのある「ひげのような細いひび割れ」が発生しやすく、また、水の染みが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
そんなコンクリートには、補修だけでなく補強もできる、山陽工業の「IPH工法」がオススメです!
今回の記事では、実際にIPH工法でコンクリートを補修したお宅をご紹介します。
IPH工法の名称の由来は、”Inside Pressure Hardening”の頭文字をとったものです。
日本語では、「内圧充填接合補強(ないあつじゅうてんせつごうほきょう)」と呼びます。
IPH工法とは、名称の通り、コンクリートの内部(Inside)に樹脂を注入し、加圧状態(Pressure)で硬化(Hardening)させる工法です。
簡単に言えば、削ったり壊したりすることなく、コンクリートの内部を樹脂で満たすことで、コンクリートの耐久性を高めることができる工法です。
目視で確認できないほどの小さなひび割れにも樹脂を注入することができるので、劣化や雨漏りの再発を防止する高い効果が期待できます。
表面だけ補修する通常の補修工事とは大きく異なります!
IPH工法については、こちらのページで詳しくご紹介しています。
今回、そんなIPH工法による補修工事を行ったのは、神奈川県のとある戸建てのお宅です。
「車庫のコンクリート壁に雨漏りの水が滲んでいて、次第に大きくなっているので調査してほしい。」と、このブログを見てお問合せをくださいました。
車庫が堀込車庫になっていて、その上に住宅が建っています。
お問合せにあった「雨漏りの水が滲んでいる箇所」というのが、こちら。
水が滲んでいる箇所には、細いひげのようなひび割れが確認できました。
下記の過去記事にもある通り、この細いひび割れが雨水の通り道となり、雨漏りの発生に繋がります。
また、別の箇所にも、まだ雨漏りはしていないひび割れが複数ありました。
ひび割れ単体だと目立ちにくいですが、今後雨漏りに繋がると考えると、放ってはおけません!!
コンクリートの劣化状況が把握できたので、さっそくIPH工法による補修工事を行います。
まずは、樹脂を注入する箇所をペンでマーキングします。
ひび割れの状態によって、注入箇所の間隔は異なります。
雨漏りが発生しているひび割れには、そうでないひび割れより狭い間隔で注入していきます。
次に、マーキングした箇所に穴をあけます。
次に、この穴に台座を取り付けます。
写真の突起部分が台座です。シーリング材を使って、壁や天井に接着します。
この台座がズレてしまうと、樹脂が充分に注入できなくなってしまうので、慎重に・確実に取り付けます。
天井に接着しても落下しないほど、硬化したシーリング材は粘着力が強いです!
次に、注入する樹脂が漏れ出さないよう、台座の周りをモルタルで均します。
これを目止め(めどめ)処理といいます。
これで準備が整ったので、いよいよ樹脂の注入を行います!
IPH工法では、IPHカプセルと呼ばれる、この注射器のような器具を使います。
街を歩いていて目に入ったら、思わず二度見してしまう光景です…!
しっかりと台座を取り付けてあるので、天井部分の注入でも、器具が落下する心配はありません。
器具内に入っている樹脂は、コンクリートの内部から引っ張られるようにゆっくり入り込んでいきます。
注入が完了し、樹脂が完全に硬化したら、IPHカプセルや台座・シーリング材をすべて撤去し、表面を平らに均します。
次に、注入のためにあけた穴をモルタルで埋めます。
最後に、見た目を整えるために仕上げ処理を行います。
こちらで施工完了です!
施工前と施工後の写真を比較してみましょう。
補修・補強されただけでなく、水の染みがなくなり、見た目も綺麗になりましたね!
また、まだ雨漏りはしていないひび割れも、しっかり補修・補強されました。
山陽工業は、IPH工法による雨漏り修理工事の実績が多数あります。実際に施工する作業員も経験が豊富ですので、ご安心ください。
ひび割れや雨漏りが発生した皆様のお宅のコンクリートを、IPH工法によって、ただ補修するだけでなく、内側から耐久性を高めて補強しませんか?
壁の一部から全体まで、施工範囲の大小に関わらず、責任を持って施工いたします。
IPH工法って何?といったご相談だけでも構いません。
まずはお気軽にお問い合わせください!
なお、対応エリアは以下の通りです。
この記事を書いた人 山陽工業 かおり
・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。
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