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シート防水とは?特徴やメリット・デメリットをご紹介!

雨漏りしているけれど、どんな防水工事をすべきかわからない…そんなお悩みありませんか?この記事では、たくさん種類がある防水工事のうち、「シート防水」について詳しくご紹介します。

こんなお悩みをお持ちの方、必見です!

雨漏りしているけれど、どんな防水工事をすべきかわからない。

業者から届いた見積に「シート防水」と書かれていたけれど、どんな工事なのかわからない。

防水工事 雨漏り シート 工法

漏水・雨漏りは、建物自体の資産価値に関わる重大事です。
被害が拡大してしまわないよう、早急に防水工事で対処する必要がありますが、防水工事にはたくさんの種類があります。

そこで今回の記事では、防水工事のうちの「シート防水」についてご紹介していきます。

シート防水を施工した屋上の写真がこちらです。

写真のような屋上でよく見かける、あのシートです!

シート防水のメリット・デメリットや、おすすめの施工箇所等について詳しくご紹介していますので、ぜひご一読ください。

1.シート防水って何?
防水工事 雨漏り シート 工法

シート防水とは、その名の通り「塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを貼る」防水工事です。
広い面積でも一度に防水処理ができるので、屋上や屋根等に採用されることが多いです。

シート防水は、シートが一体化してこそ防水機能を発揮する工法です。
そのため、シートの繋ぎ目や端の部分を隙間なく接着できるよう、注意しながら施工しています。

シート防水には、以下の2種類の工法があります。

密着工法

専用の接着剤を使ってシートを貼る工法です。機械を持ち込む必要がないので、バルコニー等の比較的狭い箇所にも施工が可能です。

機械固定工法

専用の機械を使ってシートを貼る工法です。前述した密着工法との違いは、シートが施工箇所に完全に密着しないという点です。

シートと施工箇所の間に、通気性を確保するためのシート(通気緩衝シート)と下の画像にある器具(ディスク盤)が設置されることで、隙間ができます。そこから水蒸気を逃がすことができるため、既に漏水が発生している箇所にも施工が可能です。

機械を使用するため、屋上や屋根等広い箇所への施工に向いています。

防水工事 雨漏り シート 工法
ディスク盤

同じ「シート防水」でも、施工箇所の広さや状態に合った工法を選ぶことが重要です!

2.シート防水のメリット・デメリット

では、シート防水にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

防水工事 雨漏り シート 工法
シート防水のメリット

下地を選ばず施工が可能
シートをそのまま上から被せるので、前回シート防水以外の工事を行った箇所にも施工が可能です。
他の防水工事の場合、前回の防水材との相性が悪いと、不具合が発生することがあります。

品質に差が生じにくい
シート防水は、「既製品のシートを貼る」というシンプルな工程です。
ウレタン防水等、材料を混ぜたりする他の防水工事と比較すると、工事の品質に差が生じにくくなります。

凹凸が発生しない
シートの表面は凹凸がなく滑らかなので、そもそも汚れが蓄積しにくく、汚れても落としやすくなります。
また、窪みに雨水が溜まることによる雨漏りの恐れがありません。

工期が短い
材料を混ぜたり、重ねて塗布したり、乾燥させたりするという工程がないため、工期が短く済みます。

シート防水のデメリット

1箇所の亀裂や穴の影響が大きい
シートが一体型であるため、どこか1箇所でも切れたり穴が空いてしまったら、そこから施工箇所全体に水が浸入してしまう恐れがあります。

施工費用が高い
採用されることの多いウレタン防水と比較すると、シート防水は施工スキルを持つ職人が限られているため、どうしても工事費用が高くなってしまいます。

*参考費用 \9,000/㎡~
(施工方法や素材・施工箇所の状況等により前後する可能性があります。)

複雑な形状の箇所には不向き
凹凸のある場所等、シートを貼りにくい箇所への施工は困難なため、基本的に平らな面に施工します。

3.素材ごとのメリット・デメリット
防水工事 雨漏り シート 工法

シート防水に使われるシートの素材には、「塩化ビニール系」「合成ゴム系」の2種類があります。
素材によるメリット・デメリットについても詳しくご紹介します。

塩化ビニール系シートのメリット・デメリット

耐久性・耐摩耗性が高く、また、最低限の下地処理で施工が可能です。
一方で、経年劣化で硬くなり、破断しやすくなるというデメリットがあります。

合成ゴム系シートのメリット・デメリット

伸縮性が高く伸びがあるため、下地の動き(太陽光の熱による伸縮・膨張や亀裂)にも柔軟に追従します。
しかし、合成ゴム系シートは密着工法でしか使用することはできません。また、紫外線等の影響で劣化しやすいほか、シート自体が非常に薄く、衝撃に弱いこともデメリットです。

どちらの素材を使うかは、建物や施工箇所の状況等に合わせて建物のプロが的確に判断しますので、ご安心ください!

4.シート防水は山陽工業にお任せください!

山陽工業は1991年の創業以来、様々な建物に防水工事を施工してきた実績があります。
防水工事の施工件数は年間500件以上あり、施工スキルを持つ職人が少ないと言われているシート防水に関しても、経験が豊富な熟練の職人を多く抱えています。

「雨漏りしているけど、どんな工法が合っているの?」
「他社の見積に書いてあるものの他にも、おすすめの工法は無い?」

シート防水を検討している方はもちろん、上記のようなお悩みをお持ちの方も、ぜひ山陽工業にお任せください!

建物の構造や状態に合った最適な工法をご提案します。
調査診断・御見積は無料です。お気軽にお問い合わせください!

なお、対応エリアは以下の通りです。

他の防水工事についての記事はこちら↓

ルーフバルコニー・ベランダにおすすめの工法についても詳しくご紹介しています↓

この記事を書いた人 山陽工業 かおり

・山陽工業で働く1児の母(2015年入社)
・「こんなこともやっているんだ!」と知っていただける、比較的小規模な工事や少し特殊な工事についての記事を主に投稿します。

★小規模工事についての記事一覧はこちらをクリック

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